虚しい夏休み

世間的には夏休みに突入したところもあるようだが、最近は仕事も本格的にできなかったし、休んでも巣ごもり状態で、何にも楽しくない。もしかしてコロナ鬱かな、と思うときすらある。来月はお盆もあるから、そろそろ仕事の依頼も増えているのだけど、気持ちの切り換えが難しい。盆踊りの情報は聞いていないが、気が付いたらお盆明けということになってしまうのだろうか。

写真はいま２４歳の娘が子どもの頃。北海道にいる爺ちゃん、婆ちゃんに会わせるため、苫小牧へ向かうファリーに乗っていたときのもの。福島から仙台港までは車、そして船旅、さらに車で北海道縦断とけっこうきつい旅だったが、娘はフェリーのバイキングに大喜び。振り返れば楽しかったなあと思う。いま神奈川にいる娘とは、この夏も会えそうもない。恒例だった妻の里帰りもいまだ不透明。溜息しか出てこない。

それ以上に気が重いのは、コロナの収束が一向に見えてこないこと。本当にマスク着用・消毒・３密回避は新しい生活様式として定着してしまうのだろうか。移動の制限もさらに厳しくなれば、家族や親族に会えない状態が続いてしまうかもしれない。テレビで観た星野リゾートの星野社長は、「１年８カ月を乗り切って生き残る」と話されていたが、そのくらいロングタームになる可能性もある。少しくらい明るい話題がほしいなあ、と思う昨今だ。