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2020年07月21日09:34

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マツタケが絶滅危惧種

やや古いネタだが。昔は土瓶蒸しやマツタケご飯で感動した記憶はあるが、もともとそんなに身近なキノコではない。そのマツタケがレッドリストで絶滅危惧種になるのだとか。この近くではお隣の川内村でよく獲れるようだが、国産は昨年わずか14トン。年間7万〜12万トンも消費されるシイタケやシメジとは比べようもない。

マツタケが減っている最大の理由は、マツ林が荒れているため。マツの価値が下がっていることに加えて、きちんと管理しないためマツ枯れ病が広がっているのだ。ここ阿武隈山系では「津島マツ」が有名で、そこに戦後の開拓者が入った。痩せた土地で苦労したが、いまは放置されて地面が腐葉土化し、アカマツにとっては生育しにくい環境になってしまったのだ。私のウォーキングコースでも倒れているアカマツを見るくらいだから、状況はかなり深刻なのだろう。クロマグロやニホンウナギと同様、ますます遠い存在になりそうだ。

「香りマツタケ 味シメジ」ではないが、数少ない私の体験でもマツタケがそんなに美味いと思った記憶はない。その点は、山菜のたらの芽よりコシアブラや山ウドの方が美味いという意見に似ている。だからそんなにショックなニュースではないのだが、絶滅危惧種までいくと少し寂しい気はする。ますます庶民の食材でなくなり、料亭でしか口にできない存在になってしまうのか。まあ、まだまだ先の秋の味覚だから、実感が湧かないのは事実である。

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