自然の贈り物

昨日、耳鼻咽喉科のドクターに行ってきました。ちょうど去年の今頃、風邪をひいた後に嗅覚がひどく衰え、そのまま戻らなくなってしまったので、１月ごろにこちらで薬をもらって服用していましたが良くならず。どうしたものかと思っていたら、この１ヶ月の間にどういうわけか、自然に良くなりました。

その経緯をドクターに話したら、「それはね。今の自粛生活で公害が少なくなったからなのよ。私の患者さんで、ここ数ヶ月の間に、自然に治ってしまった人が沢山いるの。」とのことでした。そうだったのか！と今のニューノーマルの生活が生物に及ぼしている影響に改めてびっくりしました。

そういえば、ハワイの海は、観光客がいないので観光船も出ず、サンスクリーンの化学物質が海に過剰に流れ出ることもないので、海の生物が戻ってきていると聞きます。また、クジラが子育てをしていた３−４月頃も、船が停泊している港の中にまで、クジラの親子が安心して入ってきたりもしたそうです。

そういう事実に思いを馳せると、私たち人間は、自分の好きな時に公害を撒き散らしてどこにでも出かけ、地球の生物に迷惑をかけてきたんだなぁと思います。そして私の鼻がきかなくなったみたいに、自分自身の健康にも悪影響を及ぼしていても、それが自分たちのライフスタイルから来ていることさえ、気がつかなかったりするんですよね。

ハワイは観光産業に依存している州ではありますけれども、今こそ、もっと大きな視点で、地球のwell-beingを損なわない経済のあり方を考えていかなければならないと思いました。

それにしても、久しぶりに街に出たらどっと疲れました。帰宅したら色々やろうと思っていたのですが、頭で考えていることとハラで思うことは違うらしい。家に着いた途端、私は庭に出て、コスモスの花に着いたアブラ虫を退治したり、ソラマメの苗の育ち具合をじっと見たり、最近飢えたカラマンシ（キンカンに似た実ができます＾＾）の種が発芽して出てきたのを嬉しく観察したりしました。

そしてチラリと寝室の前の木々を見やったら、スターフルーツが葉っぱの陰に隠れてワンサカできているのを見つけてしまいました！



そしてその後ろにある梨の木も、しばらく注意を払わなかった間にフルーツが沢山できていました。



そのうち一番太ったコを２つもいで、スターフルーツとのミックスジャムを作りました。
今回は、ペクチンを少しだけにしてレモンも入れ、フルフルの優しいお味に仕上がりました＾＾



結局「今日やろうと思っていたこと」は一つもやらなかったけど、なんだか心が充実して、「これでいいのよ〜〜」と言っているような感じがしました。

植物がくれるエネルギー、半端ないです！