「プラスチック=悪」となりつつある社会。
かつては「フロンガス」も、エアコン、冷蔵庫などの「冷媒や溶剤」として20世紀中盤に大量に使用されましたが、オゾン層破壊の原因物質ならびに温室効果ガスであることが明らかとなり、今日では先進国を中心に使用には大幅な制限がかけられています。
そして、「原子力」です。
こちらもこちらで、1960年代には日本でも原発建設が大きく進み、昭和62年。1987年当時の小学校6年生が学校の宿題で考案した「原子力明るい未来のエネルギー」などの標語が採用され、原子力発電所によって「町が発展してビルが建ち並び、新幹線も通るのかな」との希望があったんだとか。
しかし、やはり平成23年。2011年に発生した「東日本大震災」による原発事故により、世論は一変…。
原子力政策を大きく見直さざるを得なくなったわけです。
そして、ついには「プラスチック」です。
まず、wikiから。その「歴史」をコピペします。
1835年に塩化ビニルとポリ塩化ビニル粉末を発見したのが最初といわれる。初めて商業ベースに乗ったのは、1869年にアメリカで開発されたセルロイドである。これはニトロセルロースと樟脳を混ぜて作る熱可塑性樹脂だが、植物のセルロースを原料としているので半合成プラスチックと呼ばれることがある。セルロイドはもともと、アフリカゾウの乱獲による象牙の不足を受けたビリヤード・ボール会社の公募によって商品化されたものであり、ビリヤードボールをはじめフィルムやおもちゃなどに大量に使用されたが、非常に燃えやすく、また劣化しやすい性質があるため次第に使用されなくなった。
本格的な合成樹脂第一号は、1909年にアメリカのレオ・ベークランドが工業化に成功したベークライト(商品名)といわれている。フェノールとホルムアルデヒドを原料とした熱硬化性樹脂で、一般にはフェノール樹脂と呼ばれている。その後、パルプ等のセルロースを原料としてレーヨンが、石炭と石灰石からできるカーバイドを原料にポリ塩化ビニルなどが工業化された。戦後、石油化学の発達により、主に石油を原料として多様な合成樹脂が作られるようになる。日本では、1960年代以降、日用品に多く採用されるようになる。
1970年代には工業用部品として使用可能なエンジニアリングプラスチックが開発され、1980年代には更に高度なスーパーエンジニアリングプラスチックが使用されるようになった。これらの合成樹脂は金属に代わる新たな素材として注目されている。
研究論文として発表するのであれば、完全アウトな手法ですが…
まあ、イチ個人のネット日記ですのでね(;^_^A
そして、同じwikiのページからの「環境への影響」という項目からコピペします。
太平洋ゴミベルトは、北太平洋の中央に漂う海洋ごみの海域である。浮遊したプラスチックなどの破片が北太平洋循環の海流に閉ざされ、異常に集中しているのが特徴の海域である。太平洋ゴミベルトの面積はテキサス州の2倍に相当する。プラスチックは海洋生物にとって最大の脅威となっている。海洋生物がゴミを食べ物と間違えて食べることにより、結果として海洋生物が大量のポリスチレンを摂取してしまう。このため、ポリスチレンが海中で分解されなくても、魚や海洋ほ乳類の消化管で分解される可能性がある。
また、2014年頃から国際的な会議の場で、海洋中のマイクロプラスチックの環境への影響が取り上げられるようになり、魚介類を通じて人体に取り込まれていることが確認された。
2019年5月には日本政府が海洋汚染に対して海洋で分解可能なプラスチックに対して、国際規格を定めて日本企業を支援する報道がなされている。
とまあざっと概要を掲載しました。
日経新聞の一面に載るような内容になりましたがね…(;´∀`)
ただ、日本人は得てして、この「マイクロプラスチック問題」に関しては、どこか無関心な人が多いように感じます。
あるファーストフード店で食事をしていた時に、同行者がポツリと言ったんです。
「あっ、このお店もプラスチック気にしてるんだ。海からあんなに離れてるんだからいいのにねー」と。
なるほど。こういう感覚になるのかと思いましたね。
ネット上のニュース記事でも、「紙のストロー推進」の記事が出るたび、「なんか問題違くね?要は捨てる人のモラルの問題だろ?」という意見が大勢(たいせい)を占めるわけなんです。
徐々に世界的な問題となりつつあるこの「マイクロプラスチック」の問題。
そう遠くない未来に、「プラスチック廃絶」に向かうのも、もはや時間の問題なのかもしれません。
今日は、まじめな環境問題について考えてみました('ω')ノ
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