梅雨の憂鬱

田舎暮らしの取材は、野外が半分以上を占めている。だから梅雨のシーズンは撮影優先で、カメラマンの仕事に配慮しなければならない。正直、ライターとしてはつらいところだが、日は短くないので何とかこなしている。ただ、しとしと雨くらいなら何とかなるが、大雨となれば話は別。ごく稀に取材中止になることだってある。

そういえば昨年、台風１５号が上陸する前、千葉県の南房総市にいた。漁村でも安い物件が手に入る地域として人気が高く、地域おこしではさかなクンも活躍している。天気は雨混じりだったが、何とか撮影をクリアー。まさか１週間後、そこで大規模な自然災害が起きるとは思ってもいなかった。やっぱり雨は要注意なのだ。

今年の沖縄はあっという間に梅雨が終わってしまったが、この辺では通常、１カ月近くに及ぶ。猛暑も困るけど、どしゃ降りもウォーキングの阻害要因。２年くらい前からそんな天気が続き、プラスしてコロナ禍の運動不足が襲ってきた。例年以上に憂鬱なシーズンになりそう。でも、梅雨明けの猛暑だって恐ろしい。どうしてこんな事態になってしまったのか、天を仰げば恨めしくなる。