今年も各社の設備投資計画が発表される時期であるが、今年は感染症対策の影響でそれどころではない状況となっている。しかし定点観測はすべきと考え毎年恒例の新宿線立体交差工事の様子を見に行く事にした。
所沢から野方へ向かうが、途中の東村山の高架化工事の様子を見る。所沢側は目立った工事はないものの久米川側は高架アプローチ線の為、線路が移設されていた。まだ橋脚らしきものはなかったが、工事の進んでいる様子が見れたのは収穫である。東村山駅部分は柱と屋根が出来つつあるが、未だ未着手の個所もあり線路の移設はまだ先の話である。最も早く高架化すると思われる西武園線は駅部分もまだであるが、高架アプローチ線はさらに工事が進んでいないものと思われる。この日は東村山で下車せず先へ進むが、東伏見-野方間は工事どころか計画も全体像が見えない状況なのでそのまま野方へ向かう。
野方からが本番となるが、沼袋方面へ歩くと地下へのアプローチ部分が見える。仮線路へ移設されているが線路は撤去されたものの砕石はそのままなのでトンネルの出口は見えない。トンネルが姿を見せるのは線路切替直前だと思われるが、まだ先と思われる。沼袋の駅付近では工事用の重機や資材が置いてある箇所を見かけた。工事が進んでいる印象があっても実態が見えないので判断がし辛い。
新井薬師前へと向かうが、こちらも駅付近は工事現場となっていた。沼袋よりも多くの重機と資材が並び工事の影響もあり出入口が変更となっていた。出入口を移動するよりも地下化した際のコンコースを既に作っておくのも手ではないかと思う。新井薬師前を出て中井へ向かうが、トンネルの入り口と思われる場所でもその姿を見る事は出来なかった。
中井に到着するとこの後用事があるので新宿方面へ向かいたいが、中井から高田馬場まで2駅乗るのも気が引けたので２�卍�の距離を歩く事にした。大して時間もかからず歩けたがこの日の午後に足が痛みだした。在宅勤務の影響で体力が落ちたのか歩き方を忘れてしまったのか新宿線立体交差工事見物、埼京線・湘南新宿ライン渋谷駅線路切替工事、原宿・高輪ゲートウェイ見物と予定を入れ過ぎたのか不明である。非常事態宣言解除後初の週末に自粛生活の恐ろしさを知る事になるとは思っていなかった。
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