だいたいのことは
以前にも書いたのだけれども
ピアノを最初に弾いたのは
幼稚園の頃じゃなかったかと思う。
(「光の園幼稚園」には「ヤマハ音楽教室」があったと思う。)
幼稚園に入園する前にも弾いたことあったのだろうか。
とにかく気がついたら
芦屋の月若町にある
金澤ピアノ塾だったかで
ピアノを習っていた。
大阪の旧実家には
ヤマハのアップライトピアノ(黒)が在った。
(このピアノは
母方の祖父が購入した平家(ひらや)時代の大阪の実家
から在った。)
芦屋でのピアノ練習は
父のスパルタ教育が嫌で
辞めてしまったけれども
(だからいまだに初心者レベルだ。)
大学出てからだったか
Roland のデジタル・シンセサイザーの名機 D-50 を
買ったのを契機(D-50が出たのは1987年)に
ピアノの練習を
またしたくなり
その後に
YAMAHA の自動演奏アップライトピアノ(MX100MR:木目)を
買った時(1990年4月27日)だったと思うのだが
金澤ピアノ塾の
大先輩塾生であった
合田延子(ごうだ のぶこ)先生に
これも芦屋の、
合田先生がレッスン室として借りてられたマンションで
教わったことがあった。
合田先生は
私の妹の先生だったので
妹を通じて
練習させてもらえるように
頼んだのだったように思う。
『ソナチネアルバム』
から
クーラウなどの作曲家の曲を
選んで教えてくれていたと思う。
合田先生の練習室には
Steinway & Sons のグランドピアノが2台
置いてあったと思う(先生用=左、生徒用=右)。
(ということはスタインウェイのグランドピアノを
その時の私は弾かせてもらっていたのだろうか。
それとも芦屋に置いてあったのはヤマハのピアノで
スタインウェイは高松の教室にだけ置いてあったのだろうか。
スタインウェイだったかヤマハだったかの記憶はないけれども
グランドピアノだったことは覚えている。)
合田先生は
四国の香川県高松市が実家だったと思う。
(
現在は JPTA=Japan Piano Teachers Association=日本ピアノ教育連盟の
四国東部支部長を勤めてられるようで、
平成30年度時点で香川音楽連盟の理事を勤めてられたようだ。)
高松にもピアノ教室があって
そこにはもっと多くのスタインウェイが
置いてあると言ってられたと思う。
(日本で買うと高いから、ドイツから輸入していると言ってられた。
ドイツ語で交渉して注文するのだろう。)
その Steinway & Sons のグランドピアノは
ピアノで一番有名だと思う。
ベーゼンドルファー(Bösendorfer)や
ベヒシュタイン(Bechstein)も
聞いたことがあるけど
コンサートやコンクールなどで
世界的に一番使われているのは
スタインウェイじゃないかな。
ただし
本当に自分が一番好きな音色が
ハンブルク製のスタインウェイかどうかは
世界中のピアノを
気が済むまで弾き比べて見ないことには
(つまり試弾の経験を経なければ、もっと言えば
実際に購入して使い比べて見なければ)
決められないことだ。
ところで
スタインウェイには
ドイツのハンブルク製のグランドピアノと
アメリカのニューヨーク製のグランドピアノの
2種類が存在している。
(私の好きなピアノストである Glenn Gould は
カナダ人だったからだろうか、ニューヨーク製のスタインウェイで
録音しているようだ。
でも、ずっと以前にスタインウェイのショールームが
西宮だったかにあった頃に確かめた感触では
ドイツのハンブルク製のスタインウェイの方が
好きな音色の響きだった。)
なので
ハンブルク製の最小モデル(Sモデル=S-155)に
(というのは、自宅で弾くには S モデルで十分だろうからだ。)
自動演奏システムが付いたタイプを探して
(三宮のスタインウェイ神戸で
スタインウェイの自動演奏グランドピアノである Spirio の
試聴会に行って聞いたところ
日本のスタインウェイ代理店が輸入しているのは
ニューヨーク製のスタインウェイのみという残念な結果だった
けれども
ドイツでは普通に
ハンブルク製のスタインウェイの Spirio を売っている筈だから)
それを自由に使おうとすれば
防音室が必要。
でも防音室では
コンサートホールのような響きは
期待できないので
スタインウェイの良さを殺してしまう。
またアコースティック・ピアノ
(生 [なま] ピアノという人もいる)は
定期的に点検(調律など)が必要。
また
必然的に
ピアノ専用の部屋(防音設備付き)が必要。
つまり
自動演奏装置付きアコースティック・グランドピアノは
ピアノを弾くという環境の最高峰であるには
違いないけれども
コストパフォーマンスを考えると
プロのピアニストでない限り
無用の長物。
それに比べて
Roland の FP-10(2019年2月9日発売)に
Sharp の1ビット・デジタル・システム SD-NX20 を
ピアノ・アンプ代わりに繋いで
音質を改善している今の環境は
(というよりも、Roland FP-10 の音源の品質を、
できるだけ生かせるようにアンプとスピーカーの品質を上げている
現在の環境は)
さらに
FP-10 側で
グランドピアノのサンプリング音(4種類)や
アンビエンス(音の響き)や
ブリリアンス(音の明るさ)や
キータッチ(鍵盤のタッチ感)を
自分の好みに合わせれば
Roland FP-10 の価格(本体5万6千円。税込み6万円ほど。)
を考えれば
「擬似体験としての最高のコスパ実現モデル」
と言えるだろう。
シンセサイザーと異なり
FP-10 は
ハンマーアクション機構を持っていて
ピアノタッチが実現されている。
音質も
デジタル・シンセサイザー Roland D−50を買う時に
最も普及していた YAMAHA DX7 と慎重に比較した時に
「Roland の方が音のセンスが良い」
と確かめているので安心だ。
(ピアノタッチの鍵盤を持つ
電子キーボードの進化が
アコースティックピアノが持てない経済状態の人にも
十分に楽しめる環境を提供できるようになってきている。)
電子ピアノと違い
FP-10 は
88鍵としては最小の Portable Keyboard なので
どこにでも好きな場所に設置できる。
(とはいえ本体重量で12.3 kg もあるので
簡単に持ち運ぼうという気持ちになれる重さではない。)
最初
1階和室と
2階研究室を
行ったり来たり自由にできるように
携帯用のバッグを買おうかと思っていたが
また
ペダルも
DP-10(ダンパーペダル)を
買おうとも思っていたが
ペダルを買ってしまうと
付属のペダルが無駄になり
勿体無(もったいな)いし
無駄が出てコスパを下げてしまうので
付属のペダルで我慢している。
本物の実感は
スタインウェイを弾ける練習室で弾いたりすることで
少しでも感じることができれば十分だ。
(本来ならば3月か遅くとも会員証の期限の4月の11日までに
練習室=神戸三宮の Steinway & Sons KOBE
に行きたかったところだが
今はコロナの影響で行けないままだが
そろそろ使えるようになっているかもしれない。
今、確かめたら、
予約で個人なら練習室が使えるようだ(2020.6.10.2:45確認)。)
なので
今の環境
(自宅に FP-10 を SD-NX-20 に接続して弾き
好きな時に神戸や大阪や京都の練習室で
アコースティック・グランドピアノを弾く
という環境。)
が
理想ではない
とはいえ
最も賢明な方法だと言える。
それに
不思議なことには
デジタルフル88鍵キーボード
の方が
アコースティックピアノ
よりも
弾く頻度が
高いのだ。
だってヤマハの自動演奏ピアノは
京都に持って来れなかったから
とはいえ
大阪の旧実家に置いたままで
京都に来てから
2018年11月11日に売却するまで
殆ど弾かなかったのに
2019年3月12日に
Roland の FP-10 が来てからは
1年以上、コンスタントに弾いたいるからだ。
音量を自由に調節できる
ということが一番の理由だと思う。
アコースティックピアノだと
近所迷惑を考えると
思い切って弾けない。
けれども
電子ピアノだと
音量を調節できるので
気にせず弾ける。
夜中でも弾ける。
ヘッドフォンだと完璧だが
ヘッドフォンは
長時間の練習には
蒸(む)れるので不向き。
なので私は
外に聞こえない音量で
ヘッドフォン無しで
練習する。
(最近は夜中には弾かない。)
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最終更新
令和2(2020)年6月11日 午前4時09分
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