おはようございます、月影TAKAです。
今回は「ロボットや機械設定について」になります。
なお、SDEXスタンダートのガンダムデスサイズヘルカスタム用のサブマシンガンが完成しました。
性能的には「レーザー系サブマシンガン」で、実弾仕様との違いは「薬莢の排気口が無い代わりに排気ダクトが増設されている」点ですね（画像2参照)。
画像３は今までSDEX用に作ったスクラッチ武器類になります。
で、今回のロボットや機械設定に関してですがガンダムや他のロボット作品にも共通して言えますが「主人公としてのロボット作品は８割方失敗する」という法則があるのは昨今のアニメーターやロボットファンはあまり知らない。
例で言えば「マジンガーZ・ダイターン3・鉄人28号」等の「ワンオフ大型ロボット」の類ですね。
まだ「アニメ開拓時代のロボットアニメ作品」だったから成立していましたが、本来ならこの手のロボット達は作品運用上確実に失敗する類です。
理由は「交換部品がワンオフ（オリジナル）過ぎて普及しない」という点ですね。
上記３つの機体の部品は基本的に「大型で他の機械やロボットに転用が効かない⇒それ専用に予備パーツを製造しなければならない」というリアリティー路線では弱点を誘発します。
実際の改造車でもそうですが「ワークスやショップがワンオフのオリジナルパーツを作る」としても「車両そのものが大衆量産を前提とした車両」であれば「構造のプラットフォームは確立されている」ということになります。
簡単に言えば「基礎がきっちりベースの段階で確立されているのでワンオフ部品もその基礎構造に合わせてデザインすれば構造上は成立する」という法則があります。
例で言えば「車のエアロパーツ」や「駆動系のワンオフ部品」に相当します。
よくに「ガンダムのMSV」において「ザク�兇離丱螢─璽轡腑鵑�非常に多い」という法則もこれに当てはめれば納得できます。
つまり「ザク�兇離妊競ぅ鵑篝瀋蠅隆粟�度が高かったため、各戦場に対応したバリエーション機ができた」という事になります。
まあ、これで何が言いたいかと言えば「昨今のロボットアニメやガンプラアニメには、他のロボットアニメとの差別化を図るためにロボットのオリジナル要素を入れ過ぎていた」とも考えられるとも言えますね。
何故なら「よく有名な古参アニメ監督とかが最近のアニメ監督等をなじる目的でロボットや世界観に徹底的なダメ出しをしてくる」パターンが多いですが、私の主観ですが「古参と言えど人のことは言えない」というのは結論です。
特に永野先生等もこの法則から脱却できていませんよね。
それが「エルガイムとディザードの関係」になります。
もし、永野先生が上記の内容の様な事を言えば間違いなく「エルガイムとディザードの事情」は確実にネタにされます。
この「エルガイムとディザードの関係」とは以下の通り。
1.エルガイムは作中で「量産向けにダバ・ハッサーが構造に手を加えたハンドメイドのヘビーメタル」と語られている。
2. 1.の事情を踏まえて完全に量産仕様として開発されたのがディザード。
3. エルガイムのベース機はヤーマン王国の上位機種「ガイラム」である。
4. ディザードの構成部品は各星系の反乱軍の工場で生産されて拠点で組み立てられている。
はい、この事情です。
つまり、永野先生のロボット作品にも「量産機が出てきてこの事情から脱却できていない⇒この事情があるため新人ロボデザやアニメーターの事は言えない」とも言えます。
もっと言えば「富野監督のガンダム作品に影響を与えられた人達は大体これに大なり小なり近い事情がある」とも言えます（私も含めて)。
ここから「全く新しい物を作らないとダメ」と言われながらも「戦争や軍事力のパワーバランス上、変えられない法則も存在する」という関係もあります。
これを覆そうと思えば「古代人の遺産」とか「発掘品」とか「異世界の精霊を宿らせたワンオフロボット」とかどことなく「古文的・異世界要素的なワードを入れないと成立しない」問題があります（もしくは、異星文明的なアレ…インスペクターとか)。
ここからマジンガーZや鉄人28号でも「あえて、設定がややこしくなって当時の作者が語りたくなかった要素」という物も埋もれています。
それが「マジンガーZや鉄人28号を構成する部品や機構を作ったーメーカーや工場の設定」をあえて作中ではあまり見ない点ですね。
例えば「上記のロボット達の性能を支えているのは土台となるフレームや、それを固定しているボルト達だ」と言われたら「○○製作所」とか「○○重機」みたいに製造メーカーのエピソードを「マジンガーZのくろがね屋」みたいに語ることが出来でしょう。
でも、そうすると「設定がさらに増えて収拾がつかなくなる」という問題が発生します。
つまり、「ロボット物の漫画作品やアニメ作品を作る」とは実を言えばここからになるんですよね。
「ガンダムやエルガイムが一応ロボット作品として成立している」のはこういう設定を怠らなかった点にあります。
これは「装甲騎兵ボトムズ」においても同じです。
ボトムズにおいては大きく「ギルガメス軍とバララント軍」という大きく２つの軍隊の中で「各陣営でAT(ロボット)が開発されている」という設定になっています。
つまり「軍部お抱えの開発惑星があり、そこで開発されたAT達が各軍から戦力として投入される」という法則があります。
つまり「開発惑星から予備パーツを送ってもらったり、生産プラントがあれば機体の補充・維持は可能」という法則が生まれます。
しかし、それは「ロボットという量産品として完成されていることが前提」であり、バイオメトリクス（生物的構成要素)があったりすると「バイオ科学の権威」を連れてこないと維持できません。
「エヴァンゲリオンの欠陥性」はまずここにあると思います。
あくまでエヴァは「人造人間エヴァンゲリオン」であり、抗生物質の大半は「人工筋肉」であり、中破・大破したエヴァを突貫工事で修復すると凄く不格好になったりパイロットに不都合を誘発する要素が出てきます。
この時点で「ロボット兵器としては欠陥がある」と思いますね。
逆に「攻殻機動隊の義体」に関しても「あの構成サイズ」なのは「人間の構造の複雑さを義体というロボット要素で再現する」となるとかなり精工なメカニズムを要する為、この構成比から人間サイズになったととも考えられます。
例で言えば「時計の修理」であり、精巧なメカニズムを要する時計を高精度に動かそうと思えば「大型に作ってしまうと、構成部品もその分増えてしまう（構成部品の大型化をしても補いきれない要素があります)」点があるためですね。
これが「人造人間」というバイオメトリクス要素を用いるロボット要素でも出てくると判断します。
もっと簡単に言えば「エヴァの部位交換はどういう構成になっているの？」と製作側に言ってみれば「エヴァの外装は拘束具（アーマー）なので中身は生物みたいに大体は繋がっています」と返ってきそうです。
つまり、この事情がダイレクトに来ていると考えてください。
今日はこんな感じですね。
ログインしてコメントを確認・投稿する