時運

映画「日日是好日」をみた。
主人公が茶道教室に通いはじめて、
時が過ぎるとともに、成長していく話。

動きのカタチを身につける。
意味は考えない。
頭で考えて動くのではなく、
同じカタチを繰り返すことで身体で覚える。

考えながら、動くのではなく、
自然に動く。


きれいな言葉のセリフが、ちょっと心に残る。
考えさせられる問いかけのような。


『「こうしてまた、初釜がやってきて
まあー毎年毎年、
同じことの繰り返しなんですけれども。
でも私、最近思うんですよ。
こうして同じことができるってことが、
なんだか幸せなんだなってねー。」』
樹木希林さんの強弱つけた言い方がいい。
聞き流してしまいそうな、心地良い響き。


コロナによって、
もう…同じ日々が来ないことがよくわかる。
毎年毎年、同じことができる幸せ。


『世の中には、すぐわかるものと、
すぐにわからないものの二種類がある。

すぐわかるものは、一度通り過ぎればそれでいい。
けれど…。
すぐにわからないものは、
長い時間をかけて、少しずつわかってくる。』
ラストシーン、黒木華のナレーション。


今起きていることが、
どう繋がっていくのか、
選択肢の正しさも、時間が過ぎないとわからない。


ガイアの夜明け(テレビ東京)もみた。
「新型コロナウイルスとの闘い
　生き残れ！ニッポンの宿」

ウイルス対策しても…。
旅館は無理だと思っていたが、
３蜜回避の滞在を徹底したサービスを見た。
そういう…考え方もあるのだなと。


ホテルシェルター
『ホテルをひとりひとりの為に、
お部屋を用意できる空間。』
と考え、
コロナ対策で通勤時間を削減したり、
医療従事者が家族と接触しなくてもいい、
長期滞在できる空間として
ホテルの部屋を低価格で提供するサービス。


状況によって、
どんどん新しいサービスが生まれていく。

『簡単にギブアップせずに、
みんなで立ち向かっていく。』
(「ガイアの夜明け」2020年5月5日放送分)


飲食店は…takeoutで生き残る???
takeoutだけなら、店舗も場所も、
もっと違う業態じゃないと、
利益を出すのは難しいだろうなと思った。


もし明日…お出かけしたら死ぬと、
わかっていたら、家にいるだろう。
それが運命なら、寿命なら、
家にいても、命を落とすだろう。

ウイルスにかかるか、
かかっても平気なカラダになるか。
いろいろな選択肢があるが、
どうすれば…どうなるか…
見えないから、読めないから。
困るねー。

個人的には、治療薬に期待するより、
免疫アップを信じて、食べ物に気をつけよう。
他の対策は…適当でいい。個人的には。