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2019年12月30日23:56
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ヒビノキ650（12月22日〜12月28日までの１週間／週後半）
2019年12月22日〜2019年12月28日までの１週間分の日記です。
この日記は先週の木曜日〜土曜日までの週後半の日記です。
■2019／12／26／Thursday
銀座線渋谷駅は28日（土曜）から年始の２日（木曜）まで工事で運休か。
2009年の工事着工から10年を経て2019年に移設か。そうかんがえるとすげえな。
『ノー・ガンズ・ライフ』 第12話 「亡霊」
http://
第１クールは終了で第２クールは４月から。（一応）最終回。
検察局のダニー・ヨーがメアリーを通じ依頼した護衛の仕事。
十三はメアリーと一緒に護衛対象の少女ローサが住むマクマホン家を訪問。
そのマクマホン家で十三は右手と左手の奇妙なエクステンドと遭遇し……。
公式が言う様に「本当」色々を謎を春に持ち越したな。
とはいえ折り返し部分としては綺麗にまとまっている。
ローサは両親が死亡した事故原因が拡張者と思い込みエクステンドを憎む。
その彼女の屋敷へと現れる両手の奇妙な存在に十三は「除霊」と言い事件へ挑む。
本当の犯人はダニー・ヨー。
ねらいはローサの父親が入手したベリューレンの機密情報。
そのヨーからローサを救い出し十三は拡張者も「人間」であると彼女へしめす。
というかメアリーの言う様に本当面倒見いいな十三。
彼女の中のエクステンドへの憎悪は十三の善意に「除霊」され消え去る。
メガアームド斎の登場あたりからは尻上におもしろい。２期も期待してます。
それにしても諏訪部順一と三木眞一郎の共演はしぶいなあ。
■2019／12／27／Friday
いろいろな意味ですべてのひとに今年１年みなさんお疲れ様でした。
■2018／12／28／Saturday
午後から三河島でTRPGのセッション――。
https:/
『新クトゥルフ神話TRPG』のキーパー（GM）をさせてもらいました。
参加したメンバーはお疲れ様でした。
今年も１年サークル運営と参加に全員尽力いただきありがとうございました。
「幸運を消費する」の選択ルールは自身が想像していた以上に強力だったな。
18年度と19年度は全員生存か。……来年はきびしめでいこう。
●登場キャラクター（50音順）
▼PC� ‐�澤 源太郎 男／兵士
自身の暴力衝動を癒して満たす戦争の大義名分を失い彷徨う居合の使い手。ただ、KP自身「７版」の戦闘のカンを読み違えた。小澤の戦闘力ならばもっと強い敵でも……。
▼PC�◆〆愼� 喜平次 男／活動家
元婚約者を病的に追い続けてメンバーに「イマジナリー元婚約者」といわれる始末。だが射撃／狙撃の技術は抜群。じつのところ一番戦争時代へと獲り付かれた狂気を抱く。
▼PC�� 那賀井 章 男／医師
戦中をひぎずったどこか冷酷な面々のなかの唯一の良心。医師に化け病院に潜入し調査へ当る。とはいえ専門は情報収集。交渉が苦手な中で、身元をいつわって立ち回る。
▼PC�ぁ〇嚇� 蛇ノ吉 男／犯罪者
PCが発狂せずともPLは発狂できると周囲へしらしめた薬物中毒の博徒。潜入・諜報が得意分野だが、展開のせいもあり、今回シナリオでは長所をあまり発揮できなかった。
●プレイの内容
『九十九里怪院事件』
（１）
『クトゥルフ神話TRPG』と『デルタグリーン』の感想にならい全体の概要から。
今回のシナリオは昭和23年（1948年）が舞台。*1 PCはすべて復員軍人。*2
ガダルカナルで神話事件を体験した生き残りで各種“特徴”を付与している。
PCは戦後日本に順応できておらず、戦争をひきずる。詳細はトピックを参照。*3
彼等は、戦後、探偵会社を興し活躍する部隊の隊長「鴉城（あじろ）精一中尉」*4
へと引き取られ神話事件へ挑む。神話事件の舞台は九十九里の傷痍軍人病院だ。*5
この病院の院長ヘンリー・エイムズはミ＝ゴたちと協力して違法な精神外科手術と、
人体実験を行う。PCは性格矯正の目的で強引に入院をさせられた令嬢奪還のために、*6
患者と医師に化け病院に潜入する。だが病院でミ＝ゴたちは特殊な“門”を作り出し、
ダオロス *7 の一部を「露出」させ“信仰”と“廃棄処理”のために利用していた。*8
（２）
「何も終わっちゃいません！何も！俺にとってあの戦争は！いまでも続いている！」
「だれにもつらい時代だった」ランボーが大佐に吐き出す様であった。*9
１人は厭戦と反戦の空気の中で酒場で意気揚々と武勲を語り店を叩き出された。*10
１人は戦中のストレスが原因で薬物依存に。子供にまでたかる博徒となった。*11
１人は元婚約者のかわりに赤線で買う娼婦が美人局とわかり夜の街を半裸で走る。*12
１人は特許登録の権利を同僚へとうばわれ相手が通報したＭＰに警棒で殴打された。*13
全員が負け犬っぷりをたっぷりロールプレイしPCは中尉と再会。*14 食うに困り……、
と、いうよりは「中尉」「中尉」と戦中の様に彼を慕い探偵の仕事へ協力する。
鴉城がPCに依頼した仕事は闇市で暴れ回る暴漢の捜索だ。PCは新宿の闇市をしきる、
黒木勝典へ会いに向かう。ただ、PCに、鴉城はもう一つ特殊な頼み事をした。
（３）
名探偵いわく自身は神出鬼没の探偵。*15 実際、鴉城は日本各地で活動を行いPC同様、
部隊の仲間と一緒に仕事していた。鴉城は自身に名探偵の神秘性をあたえ、派手に、
仕事と会社を演出するため黒子に回る。そうしてPCに「鴉城精一へと化けろ」
と命令した。そうしてその役目は今回斎藤が引き受けることになった。新宿・闇市。
関東、大陸の人間、関西の勢力がシマを巡り争う混沌の場所。*16 訪問した黒木は、
完全にやくざものであった。どうやら暴漢は“キチ” *17 の大男だという。
黒木が「事故も有り得る」と、PCへ暗に始末をほのめかすなかで鴉城へと化けた、
斎藤が「ころしちゃえばいいんだ」と戦慄の言葉をもらす。*18 PCは調査を開始した。
ほどなくPCは暴漢を発見。斎藤の銃と小澤の刀が暴漢を倒し、*19 やくざものらが、
死体をバラックへ運ぶ。PCが死体より注意したのは暴漢の精工な義手であった。*20
（４）
深夜、死体を始末してほしいと依頼した黒木から。追加の２万 *21 の袋を受け取り、
PCは鴉城に報告。元部隊の軍医長・寅井が浅草で営む診療所へ死体を持ち込び、
異様な義手の内部へと震えた。*22 後日事件を引き取った鴉城が続く依頼を持ち込む。
その依頼が、くだんの九十九里病院の令嬢奪還作戦へつながった。彼女へ想いを寄せる、
官僚の若者・砂浜が病院の黒い噂を聞き、叔父の元・陸軍少尉に尽力を依頼。
少尉と知り合いの中尉が頼みを聞いた。PCは“もろもろ” *23 を追い九十九里へ向う。
こうして（１）の様に、医師に那賀井が、患者に蛇ノ吉が化け「光之病院」に潜入。
付近の漁師小屋に以前部隊で輸送を担当していた末永と一緒に斎藤と小澤が潜伏。
懐中電灯のモールスで連絡を取り合い「令嬢奪還作戦」決行にそなえる格好だ。*24
だが、病院は想像以上に恐怖が満ち溢れる場所。かつ早々に事態は急変した。*25
（５）
入院当夜、蛇ノ吉が隣室で話し合う声を聴いたことが始まりだった。
壁へと当てた耳元に響く「オマエモトモダチニナルカ」の籠った声。
深夜、同意した蛇ノ吉の部屋に姿を現す奇妙な芋虫のような人間・鈴木。*26
混乱する蛇ノ吉と蛇ノ吉のPL。めちゃくちゃおもしろかったが怪物と深夜に２人きり。
最悪の状況だ。蛇ノ吉は院長のエイムズに頼み込み、翌日の夜は那賀井とすごす。*27
「はやくいえよ！」*28 蛇ノ吉の話に那賀井が狼狽した数時間後、病院に異変が起る。
原因は「光之病院」に到着当日に出会い、翌日、施術予定のために第２病棟へと、
職員が連れて行った自身を猿と思い込む男であった。この凶暴な柳沢が逃亡したのだ。
ミ＝ゴたちの手術途中に。*29 隣室の少年・仁衛をヒト芋虫の鈴木が連れ出す声に、
那賀井と蛇之吉は斎藤と小澤に光で信号を送り、全員が異変の起る病院へ突入する。
（６）
前日、那賀井は第２病棟で、蛇之吉は第１病棟で情報を集め、目的の令嬢（かゐ）を、
軟禁に近い状態で閉じ込めた第２病棟の間取は把握していた。*30 まず令嬢の奪還。
一方では“もろもろ”の解決だ。途中、醜悪な理由で仁衛を連れ出す鈴木の凶行に、
戦中の冷酷さの面々。*31 だが人間性ある那賀井の言葉に我に返り、*32 鈴木を始末。
第２病棟では二手にわかれた。かゐの救出に小澤と那賀井が向い、斎藤と蛇ノ吉は、
エイムスの書斎へ向う。病棟２階の温室で小澤と那賀井はミ＝ゴたちの義手をつけて、
かゐを拉致した柳沢と対決。*33 一方、斎藤と蛇ノ吉は金塊とエイムスを発見。
軍服を着て事へ挑む斎藤へ「戦争の亡霊め！」とエイムスが叫び激昂する斎藤。*34
薬中の蛇ノ吉が制止するおかしな光景が展開したあと、*35 PCはエイムスが神と呼ぶ
――ダオロスの一部が覗く“門”を、発狂と狂気の中で閉じ、*36 事件は終る。
●脚注
※１ 「パルプっぽい斬った／張った」をやりたかったため。正直なところ自分は現代的な日常を持つ我々同様の“一般人”のキャンペーンを想像しずらい。呪文等々を得て成長する『クトゥルフ神話TRPG』の成長を想像できないのだ。単発ならともかく、そうなったらそのPCはキャンペーンどこかで日常を逸脱し裏道へ入るしかないであろう。現代のキャンペーンを許容するとしたら、司法組織といった特殊な組織へPCが加入しているセッティングかもしれない（たとえ『デルタグリーン』）。
※２ ※１にも通じる。PCは戦争という非日常から帰還した。その土台なら神話事件という非日常へ地続きにしやすい。
※３ https:/
※４ PCの中隊の指揮官であり生き残り。日本陸軍では少尉から上級の士官はキャリア階級のものだった。ノンキャリアの頂点は准尉。士官の鴉城はキャリア階級。
※５ ※36も参照。アメリカのキリスト教系慈善団体が寄付と企業融資を募り建設した。戦後日本へ投入をされた復興資金「ガリオア基金」も一部も利用している。第１病棟と第２病棟、空輸のための滑走路があり、断崖絶壁に建つ。第２病棟は正三角形のピラミッドのような全面ガラスばりの特徴的な建造物である。名前の由来だ。
※６ https:/
※７ https:/
※８ ミ＝ゴたちは病院で行う人体実験の残骸――つまりは死体でもあり証拠でもあるを、呑み込んだ物体を別の次元へ送り込むダオロスの性質を利用して始末していた。ダオロスを閉じ込める魔獣的な障壁は人間を一枚の皮の様に引き伸ばし、腹部を切開した奇妙な“門”だ。ダオロスの一部は、その切開した腹部の割れ目から露出し覗く。
※９ テレビ朝日版（日曜洋画劇場）DVD・BD収録 ランボー：佐々木功 トラウトマン大佐：内田稔 吹き替え翻訳：平田勝茂のイメージでご想像ください
※10 小澤のバックストーリー。※３のバックストーリー １）を参照。
※11 蛇ノ吉のバックストーリー。※３のバックストーリー ３）を参照。
※12 斎藤のバックストーリー。※３のバックストーリー ４）を参照。
※13 那賀井のバックストーリー。※３のバックストーリー ５）を参照。
※14 長年の経験でオレはここに断言する。TRPGプレイヤーの大半は「Ｍ（マゾ）」
※15 https:/
※16 闇市の真実とは、結局、日本人、中国・朝鮮のアジア系人種、アメリカが協力して市場を運営し同時に対立する混沌の坩堝であった。なぜなら日本人だけではアメリカのPX（酒保）から品物を購入できない（PXで品物を自由に購入可能なのは日本人以外なのである）。だが裏で回る品物を売買するのは日本語がわかる日本人であった。だが、その日本人は闇市のシマを独占するため、関東・関西へそれぞれ進出し同胞で争い合った。
※17 「当時の時代背景と作品の内容を尊重し〜」のテロップが流れ……。
※18 この斎藤の「ギャップ」はよかったな。キャラクターとして立ってる。
※19 ※３も参照。「７版」の戦闘は敵味方ともに先手をとられると敗北濃厚ですよね。銃器の発射システムなんかは「６版」よりもずっとパワフルだし。まあ、そのあたりを考慮にいれて「<幸運>を消費する」といったルールなんかがあるんだろうが。
※20 小澤が注意したよう義手は指先１本１本まで動作可能なものであった。“現代”にもこんな義手はない。
※21 48年当時の貨幣価値は現在の貨幣価値のおよそ10分の一だ。つまり「２万円」ならば「20万円」だ。PCは１日の仕事で当時の大卒約一か月分の金を入手した。やくざな商売だ。ちなみに装備の購入（1920年代の装備の購入）はこれを＄換算に直し使用した。実際の１＄は当時270円。ゲームレートを考慮して１＄300円で計算している。
※22 内部は「金属的な締め金で有機的な連携を保つ精密な骨子部分が形作られ、骨子に生き物の腱や膜を巻き付け、生物学的なはずみを生み出す装置」であった。
※23 https:/
※24 だが３人はしばらくヒマで、食事を作り、将棋を指し、末永と一緒に戦地の想い出は話に花を咲かせていた。その３人に向け蛇ノ吉は「鈴木が！」「鈴木が！」と必死に懐中電灯でモールスを送信していた。
※25 自身としては事前に告知したよう、以後に続く騒動を「病院到着から１日目の深夜におこすか？」「病院到着から２日目の深夜におこすか？」用意していた。
※26 江戸川乱歩の「芋虫」を想像するヒトは小説が第二世界大戦後に執筆されたと思いがちだ。だが本作の発表は昭和４年（1929年）。乱歩が本作のイメージを獲得したのは日露戦争の影響が強い。
※27 蛇ノ吉のPLの狂人プレイほんとよかったな。脱帽する。
※28 あまりにきれいな「事後承諾」であった。
※29 ※25も参照。“予定”は“予定”だ。
※30 ２人とも交渉に特化したキャラクターではなかったし、また事態の急変でハッキリした背景を調査するヒマもなかったが、最低限のことはやっていました。
※31 キーパーとしてはどうして鈴木に躊躇するのかわからなかったが。
※32 12月の豪雨のなかで低体温症でじっと死んでいく少年を愉悦の中で見守るヒト芋虫。同時に戦中の様に死を軽く見る面々に那賀井は「まだ少年だぞ！」と叫ぶ。
※33 PCが勝利できると思ったけど、１ 対 多か１ 対 巨（たとえば大型で【耐久度】が高い神話生物）でないと「先手」を取った方の「最初の攻撃」で勝負がつく感覚はある。銃器が使用可能なセッティングだとなおさら（なにしろ通常のオートマチックならペナルティはありつつ３回攻撃ができる）。「７版」は「活劇より」になったけれども、戦闘の「バランスと落し所」はもうすこしやってみないと判断がつかない。
※34 「戦争はもう終わった。ジャップ！」エイムスのいいボールの台詞に「戦争はまだ終わってなあいいいい！」と斎藤は拳銃をつきつけた。結局、この普段臆病な様子の狙撃手が一番狂気をはらんでたな。
※35 「まて落ち着け斎藤落ち着け」と薬物中毒患者が戦友の凶行をとめる。これはもうわけわかんねえな。
※36 ※５と※８も参照。PCは第２病棟４階――ピラミッドの頂上部分に上りダオロスを見て発狂した。だが「狂人のひらめき」で付近のミ＝ゴの神官が、※８の特殊な“門”を支え持つワイヤーを切断しようと絶命した様子を目撃する。PCは視線が天井のダオロスの一部を目撃しようと勝手に上る中でワイヤー切断にかかる。最後に小澤の刀がワイヤーを切断して異常は終了した。ちなみにワイヤーを切断せず病院をあとにした場合、ダオロスは“聖なる光”（『マレウスモンストロルム』参照）に変り、病院ごと一帯を消滅させてしまう予定であった。また、PCが院内で見た、ミ＝ゴたちを捕食した巨大な存在は“門”の隙間を抜け出現した狩立てる恐怖であった。
『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』 第12話 「一筋の光」
http://
こりゃもうイスカーンが主人公じゃな。
第３期第３クール最終回。第４クールは春番組で。
ベクタ ＝ ミラーの策略でアンダーワールドに大量ログインした、
アメリカのVR-MMOプレイヤー。
敵側へついた大集団は相手の区別なく戦いを始める。
イスカーンは次々と犠牲になる仲間たちの惨劇に右目の封印を破り……。
以前にイスカーンとシェータが対決する構図でわかったけれど、
まあ、このキャラクターは人側と闇側の架け橋になるキャラクターよな。
シェータをふくめ。アスナはコピーとはいえ、
この戦いの中で実際に“魂” ＝ “命”が千切れ飛ぶ現実を認識している。
ですから凶行の意味がわかる。それは自由意思を持つ者ゆえ。
……で、その自由意思を獲得したイスカーンが、ならばと人界と共闘する土台を作る。
それでも無数のVR-MMOプレイヤーがログインしていくる。劣勢に変化なし。
そこで満を持し強力な助っ人のシノンがログインし次のクールへ。
エンタメの鑑のような話だ。
この日記は先週の木曜日〜土曜日までの週後半の日記です。
■2019／12／26／Thursday
銀座線渋谷駅は28日（土曜）から年始の２日（木曜）まで工事で運休か。
2009年の工事着工から10年を経て2019年に移設か。そうかんがえるとすげえな。
『ノー・ガンズ・ライフ』 第12話 「亡霊」
http://
第１クールは終了で第２クールは４月から。（一応）最終回。
検察局のダニー・ヨーがメアリーを通じ依頼した護衛の仕事。
十三はメアリーと一緒に護衛対象の少女ローサが住むマクマホン家を訪問。
そのマクマホン家で十三は右手と左手の奇妙なエクステンドと遭遇し……。
公式が言う様に「本当」色々を謎を春に持ち越したな。
とはいえ折り返し部分としては綺麗にまとまっている。
ローサは両親が死亡した事故原因が拡張者と思い込みエクステンドを憎む。
その彼女の屋敷へと現れる両手の奇妙な存在に十三は「除霊」と言い事件へ挑む。
本当の犯人はダニー・ヨー。
ねらいはローサの父親が入手したベリューレンの機密情報。
そのヨーからローサを救い出し十三は拡張者も「人間」であると彼女へしめす。
というかメアリーの言う様に本当面倒見いいな十三。
彼女の中のエクステンドへの憎悪は十三の善意に「除霊」され消え去る。
メガアームド斎の登場あたりからは尻上におもしろい。２期も期待してます。
それにしても諏訪部順一と三木眞一郎の共演はしぶいなあ。
■2019／12／27／Friday
いろいろな意味ですべてのひとに今年１年みなさんお疲れ様でした。
■2018／12／28／Saturday
午後から三河島でTRPGのセッション――。
https:/
『新クトゥルフ神話TRPG』のキーパー（GM）をさせてもらいました。
参加したメンバーはお疲れ様でした。
今年も１年サークル運営と参加に全員尽力いただきありがとうございました。
「幸運を消費する」の選択ルールは自身が想像していた以上に強力だったな。
18年度と19年度は全員生存か。……来年はきびしめでいこう。
●登場キャラクター（50音順）
▼PC� ‐�澤 源太郎 男／兵士
自身の暴力衝動を癒して満たす戦争の大義名分を失い彷徨う居合の使い手。ただ、KP自身「７版」の戦闘のカンを読み違えた。小澤の戦闘力ならばもっと強い敵でも……。
▼PC�◆〆愼� 喜平次 男／活動家
元婚約者を病的に追い続けてメンバーに「イマジナリー元婚約者」といわれる始末。だが射撃／狙撃の技術は抜群。じつのところ一番戦争時代へと獲り付かれた狂気を抱く。
▼PC�� 那賀井 章 男／医師
戦中をひぎずったどこか冷酷な面々のなかの唯一の良心。医師に化け病院に潜入し調査へ当る。とはいえ専門は情報収集。交渉が苦手な中で、身元をいつわって立ち回る。
▼PC�ぁ〇嚇� 蛇ノ吉 男／犯罪者
PCが発狂せずともPLは発狂できると周囲へしらしめた薬物中毒の博徒。潜入・諜報が得意分野だが、展開のせいもあり、今回シナリオでは長所をあまり発揮できなかった。
●プレイの内容
『九十九里怪院事件』
（１）
『クトゥルフ神話TRPG』と『デルタグリーン』の感想にならい全体の概要から。
今回のシナリオは昭和23年（1948年）が舞台。*1 PCはすべて復員軍人。*2
ガダルカナルで神話事件を体験した生き残りで各種“特徴”を付与している。
PCは戦後日本に順応できておらず、戦争をひきずる。詳細はトピックを参照。*3
彼等は、戦後、探偵会社を興し活躍する部隊の隊長「鴉城（あじろ）精一中尉」*4
へと引き取られ神話事件へ挑む。神話事件の舞台は九十九里の傷痍軍人病院だ。*5
この病院の院長ヘンリー・エイムズはミ＝ゴたちと協力して違法な精神外科手術と、
人体実験を行う。PCは性格矯正の目的で強引に入院をさせられた令嬢奪還のために、*6
患者と医師に化け病院に潜入する。だが病院でミ＝ゴたちは特殊な“門”を作り出し、
ダオロス *7 の一部を「露出」させ“信仰”と“廃棄処理”のために利用していた。*8
（２）
「何も終わっちゃいません！何も！俺にとってあの戦争は！いまでも続いている！」
「だれにもつらい時代だった」ランボーが大佐に吐き出す様であった。*9
１人は厭戦と反戦の空気の中で酒場で意気揚々と武勲を語り店を叩き出された。*10
１人は戦中のストレスが原因で薬物依存に。子供にまでたかる博徒となった。*11
１人は元婚約者のかわりに赤線で買う娼婦が美人局とわかり夜の街を半裸で走る。*12
１人は特許登録の権利を同僚へとうばわれ相手が通報したＭＰに警棒で殴打された。*13
全員が負け犬っぷりをたっぷりロールプレイしPCは中尉と再会。*14 食うに困り……、
と、いうよりは「中尉」「中尉」と戦中の様に彼を慕い探偵の仕事へ協力する。
鴉城がPCに依頼した仕事は闇市で暴れ回る暴漢の捜索だ。PCは新宿の闇市をしきる、
黒木勝典へ会いに向かう。ただ、PCに、鴉城はもう一つ特殊な頼み事をした。
（３）
名探偵いわく自身は神出鬼没の探偵。*15 実際、鴉城は日本各地で活動を行いPC同様、
部隊の仲間と一緒に仕事していた。鴉城は自身に名探偵の神秘性をあたえ、派手に、
仕事と会社を演出するため黒子に回る。そうしてPCに「鴉城精一へと化けろ」
と命令した。そうしてその役目は今回斎藤が引き受けることになった。新宿・闇市。
関東、大陸の人間、関西の勢力がシマを巡り争う混沌の場所。*16 訪問した黒木は、
完全にやくざものであった。どうやら暴漢は“キチ” *17 の大男だという。
黒木が「事故も有り得る」と、PCへ暗に始末をほのめかすなかで鴉城へと化けた、
斎藤が「ころしちゃえばいいんだ」と戦慄の言葉をもらす。*18 PCは調査を開始した。
ほどなくPCは暴漢を発見。斎藤の銃と小澤の刀が暴漢を倒し、*19 やくざものらが、
死体をバラックへ運ぶ。PCが死体より注意したのは暴漢の精工な義手であった。*20
（４）
深夜、死体を始末してほしいと依頼した黒木から。追加の２万 *21 の袋を受け取り、
PCは鴉城に報告。元部隊の軍医長・寅井が浅草で営む診療所へ死体を持ち込び、
異様な義手の内部へと震えた。*22 後日事件を引き取った鴉城が続く依頼を持ち込む。
その依頼が、くだんの九十九里病院の令嬢奪還作戦へつながった。彼女へ想いを寄せる、
官僚の若者・砂浜が病院の黒い噂を聞き、叔父の元・陸軍少尉に尽力を依頼。
少尉と知り合いの中尉が頼みを聞いた。PCは“もろもろ” *23 を追い九十九里へ向う。
こうして（１）の様に、医師に那賀井が、患者に蛇ノ吉が化け「光之病院」に潜入。
付近の漁師小屋に以前部隊で輸送を担当していた末永と一緒に斎藤と小澤が潜伏。
懐中電灯のモールスで連絡を取り合い「令嬢奪還作戦」決行にそなえる格好だ。*24
だが、病院は想像以上に恐怖が満ち溢れる場所。かつ早々に事態は急変した。*25
（５）
入院当夜、蛇ノ吉が隣室で話し合う声を聴いたことが始まりだった。
壁へと当てた耳元に響く「オマエモトモダチニナルカ」の籠った声。
深夜、同意した蛇ノ吉の部屋に姿を現す奇妙な芋虫のような人間・鈴木。*26
混乱する蛇ノ吉と蛇ノ吉のPL。めちゃくちゃおもしろかったが怪物と深夜に２人きり。
最悪の状況だ。蛇ノ吉は院長のエイムズに頼み込み、翌日の夜は那賀井とすごす。*27
「はやくいえよ！」*28 蛇ノ吉の話に那賀井が狼狽した数時間後、病院に異変が起る。
原因は「光之病院」に到着当日に出会い、翌日、施術予定のために第２病棟へと、
職員が連れて行った自身を猿と思い込む男であった。この凶暴な柳沢が逃亡したのだ。
ミ＝ゴたちの手術途中に。*29 隣室の少年・仁衛をヒト芋虫の鈴木が連れ出す声に、
那賀井と蛇之吉は斎藤と小澤に光で信号を送り、全員が異変の起る病院へ突入する。
（６）
前日、那賀井は第２病棟で、蛇之吉は第１病棟で情報を集め、目的の令嬢（かゐ）を、
軟禁に近い状態で閉じ込めた第２病棟の間取は把握していた。*30 まず令嬢の奪還。
一方では“もろもろ”の解決だ。途中、醜悪な理由で仁衛を連れ出す鈴木の凶行に、
戦中の冷酷さの面々。*31 だが人間性ある那賀井の言葉に我に返り、*32 鈴木を始末。
第２病棟では二手にわかれた。かゐの救出に小澤と那賀井が向い、斎藤と蛇ノ吉は、
エイムスの書斎へ向う。病棟２階の温室で小澤と那賀井はミ＝ゴたちの義手をつけて、
かゐを拉致した柳沢と対決。*33 一方、斎藤と蛇ノ吉は金塊とエイムスを発見。
軍服を着て事へ挑む斎藤へ「戦争の亡霊め！」とエイムスが叫び激昂する斎藤。*34
薬中の蛇ノ吉が制止するおかしな光景が展開したあと、*35 PCはエイムスが神と呼ぶ
――ダオロスの一部が覗く“門”を、発狂と狂気の中で閉じ、*36 事件は終る。
●脚注
※１ 「パルプっぽい斬った／張った」をやりたかったため。正直なところ自分は現代的な日常を持つ我々同様の“一般人”のキャンペーンを想像しずらい。呪文等々を得て成長する『クトゥルフ神話TRPG』の成長を想像できないのだ。単発ならともかく、そうなったらそのPCはキャンペーンどこかで日常を逸脱し裏道へ入るしかないであろう。現代のキャンペーンを許容するとしたら、司法組織といった特殊な組織へPCが加入しているセッティングかもしれない（たとえ『デルタグリーン』）。
※２ ※１にも通じる。PCは戦争という非日常から帰還した。その土台なら神話事件という非日常へ地続きにしやすい。
※３ https:/
※４ PCの中隊の指揮官であり生き残り。日本陸軍では少尉から上級の士官はキャリア階級のものだった。ノンキャリアの頂点は准尉。士官の鴉城はキャリア階級。
※５ ※36も参照。アメリカのキリスト教系慈善団体が寄付と企業融資を募り建設した。戦後日本へ投入をされた復興資金「ガリオア基金」も一部も利用している。第１病棟と第２病棟、空輸のための滑走路があり、断崖絶壁に建つ。第２病棟は正三角形のピラミッドのような全面ガラスばりの特徴的な建造物である。名前の由来だ。
※６ https:/
※７ https:/
※８ ミ＝ゴたちは病院で行う人体実験の残骸――つまりは死体でもあり証拠でもあるを、呑み込んだ物体を別の次元へ送り込むダオロスの性質を利用して始末していた。ダオロスを閉じ込める魔獣的な障壁は人間を一枚の皮の様に引き伸ばし、腹部を切開した奇妙な“門”だ。ダオロスの一部は、その切開した腹部の割れ目から露出し覗く。
※９ テレビ朝日版（日曜洋画劇場）DVD・BD収録 ランボー：佐々木功 トラウトマン大佐：内田稔 吹き替え翻訳：平田勝茂のイメージでご想像ください
※10 小澤のバックストーリー。※３のバックストーリー １）を参照。
※11 蛇ノ吉のバックストーリー。※３のバックストーリー ３）を参照。
※12 斎藤のバックストーリー。※３のバックストーリー ４）を参照。
※13 那賀井のバックストーリー。※３のバックストーリー ５）を参照。
※14 長年の経験でオレはここに断言する。TRPGプレイヤーの大半は「Ｍ（マゾ）」
※15 https:/
※16 闇市の真実とは、結局、日本人、中国・朝鮮のアジア系人種、アメリカが協力して市場を運営し同時に対立する混沌の坩堝であった。なぜなら日本人だけではアメリカのPX（酒保）から品物を購入できない（PXで品物を自由に購入可能なのは日本人以外なのである）。だが裏で回る品物を売買するのは日本語がわかる日本人であった。だが、その日本人は闇市のシマを独占するため、関東・関西へそれぞれ進出し同胞で争い合った。
※17 「当時の時代背景と作品の内容を尊重し〜」のテロップが流れ……。
※18 この斎藤の「ギャップ」はよかったな。キャラクターとして立ってる。
※19 ※３も参照。「７版」の戦闘は敵味方ともに先手をとられると敗北濃厚ですよね。銃器の発射システムなんかは「６版」よりもずっとパワフルだし。まあ、そのあたりを考慮にいれて「<幸運>を消費する」といったルールなんかがあるんだろうが。
※20 小澤が注意したよう義手は指先１本１本まで動作可能なものであった。“現代”にもこんな義手はない。
※21 48年当時の貨幣価値は現在の貨幣価値のおよそ10分の一だ。つまり「２万円」ならば「20万円」だ。PCは１日の仕事で当時の大卒約一か月分の金を入手した。やくざな商売だ。ちなみに装備の購入（1920年代の装備の購入）はこれを＄換算に直し使用した。実際の１＄は当時270円。ゲームレートを考慮して１＄300円で計算している。
※22 内部は「金属的な締め金で有機的な連携を保つ精密な骨子部分が形作られ、骨子に生き物の腱や膜を巻き付け、生物学的なはずみを生み出す装置」であった。
※23 https:/
※24 だが３人はしばらくヒマで、食事を作り、将棋を指し、末永と一緒に戦地の想い出は話に花を咲かせていた。その３人に向け蛇ノ吉は「鈴木が！」「鈴木が！」と必死に懐中電灯でモールスを送信していた。
※25 自身としては事前に告知したよう、以後に続く騒動を「病院到着から１日目の深夜におこすか？」「病院到着から２日目の深夜におこすか？」用意していた。
※26 江戸川乱歩の「芋虫」を想像するヒトは小説が第二世界大戦後に執筆されたと思いがちだ。だが本作の発表は昭和４年（1929年）。乱歩が本作のイメージを獲得したのは日露戦争の影響が強い。
※27 蛇ノ吉のPLの狂人プレイほんとよかったな。脱帽する。
※28 あまりにきれいな「事後承諾」であった。
※29 ※25も参照。“予定”は“予定”だ。
※30 ２人とも交渉に特化したキャラクターではなかったし、また事態の急変でハッキリした背景を調査するヒマもなかったが、最低限のことはやっていました。
※31 キーパーとしてはどうして鈴木に躊躇するのかわからなかったが。
※32 12月の豪雨のなかで低体温症でじっと死んでいく少年を愉悦の中で見守るヒト芋虫。同時に戦中の様に死を軽く見る面々に那賀井は「まだ少年だぞ！」と叫ぶ。
※33 PCが勝利できると思ったけど、１ 対 多か１ 対 巨（たとえば大型で【耐久度】が高い神話生物）でないと「先手」を取った方の「最初の攻撃」で勝負がつく感覚はある。銃器が使用可能なセッティングだとなおさら（なにしろ通常のオートマチックならペナルティはありつつ３回攻撃ができる）。「７版」は「活劇より」になったけれども、戦闘の「バランスと落し所」はもうすこしやってみないと判断がつかない。
※34 「戦争はもう終わった。ジャップ！」エイムスのいいボールの台詞に「戦争はまだ終わってなあいいいい！」と斎藤は拳銃をつきつけた。結局、この普段臆病な様子の狙撃手が一番狂気をはらんでたな。
※35 「まて落ち着け斎藤落ち着け」と薬物中毒患者が戦友の凶行をとめる。これはもうわけわかんねえな。
※36 ※５と※８も参照。PCは第２病棟４階――ピラミッドの頂上部分に上りダオロスを見て発狂した。だが「狂人のひらめき」で付近のミ＝ゴの神官が、※８の特殊な“門”を支え持つワイヤーを切断しようと絶命した様子を目撃する。PCは視線が天井のダオロスの一部を目撃しようと勝手に上る中でワイヤー切断にかかる。最後に小澤の刀がワイヤーを切断して異常は終了した。ちなみにワイヤーを切断せず病院をあとにした場合、ダオロスは“聖なる光”（『マレウスモンストロルム』参照）に変り、病院ごと一帯を消滅させてしまう予定であった。また、PCが院内で見た、ミ＝ゴたちを捕食した巨大な存在は“門”の隙間を抜け出現した狩立てる恐怖であった。
『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』 第12話 「一筋の光」
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こりゃもうイスカーンが主人公じゃな。
第３期第３クール最終回。第４クールは春番組で。
ベクタ ＝ ミラーの策略でアンダーワールドに大量ログインした、
アメリカのVR-MMOプレイヤー。
敵側へついた大集団は相手の区別なく戦いを始める。
イスカーンは次々と犠牲になる仲間たちの惨劇に右目の封印を破り……。
以前にイスカーンとシェータが対決する構図でわかったけれど、
まあ、このキャラクターは人側と闇側の架け橋になるキャラクターよな。
シェータをふくめ。アスナはコピーとはいえ、
この戦いの中で実際に“魂” ＝ “命”が千切れ飛ぶ現実を認識している。
ですから凶行の意味がわかる。それは自由意思を持つ者ゆえ。
……で、その自由意思を獲得したイスカーンが、ならばと人界と共闘する土台を作る。
それでも無数のVR-MMOプレイヤーがログインしていくる。劣勢に変化なし。
そこで満を持し強力な助っ人のシノンがログインし次のクールへ。
エンタメの鑑のような話だ。
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