本日のプログラムは、マズルカ・ポロネーズ・ワルツ・ノクターン、〆にスケルツォでしたが
あまり有名ではないものが選ばれており、こういうところが全曲演奏会なのですね
ポロネーズの8番と9番なんて、普通ポロネーズは7曲と言われています
同様にワルツも16番から18番までの3曲、これもワルツは14曲というのが相場ですから
ノクターンはさすがに番外は登場せず、しかし作品48の2曲はあまり演奏されない
極めつけはスケルツォで、全曲演奏でなければナマで聴くこと珍しい第1番でした
しかし本日のお題は「祖国ポーランドよ永遠に」でありまして、この1番にはパリから祖国を
思う気持ちが込められているのですね
時あたかもロシアの圧政に蜂起してそれが失敗に終わる、そのことに対する怒りと絶望が
背景にあるのだそうです(演奏前の解説による)
事前にアシュケナージのCD全集で予習しておきましたが、やはりナマで聴くと違います
スケルツォばかりでなく、民族的なマズルカ・ポロネーズはもとより、ノクターンにもある種の
憤怒の思いがあるように聞こえました
アンコールは掲示はされませんでしたが月の光でしたからわかりますよ
スケルツォで叩きつけた激情を癒すかのごとく終わりました
本日は大曲が無かったので、1時間強で終演
いつもですとトツカーナ内の大戸屋で食事するのですが、最近我が地元にも大戸屋進出
ということでショパンにあやかって地元愛に燃え、鯖の炭火焼定食をいただきました
あーた、炭火なんて今どきのご家庭じゃできませんことよ
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