今年生誕90年を迎えるジャズピアニストのドキュメンタリーでありますが、制作されたのは
4年前ですから、特にアニヴァーサリーということはないらしい
ワタシのようにクラシックからジャズへのアプローチをとったものにとっては、オスカー・ピー
ターソン、キース・ジャレットと並んでビル・エヴァンスというのが順当な聴き方でしょう
CDコレクションにも圧倒的に枚数が多い
ビル・エヴァンスというと苦い思い出があって、来日するコンサートの前売りを買って楽しみに
していたら直前の訃報と共に公演キャンセルとなってしまいました
1980年のことですね(翌年にはカール・リヒターも来日前に急逝し、この場合は代演で行われた)
本日の映像は、演奏シーンの数々と、共演者・関係者の証言でビル・エヴァンスの壮絶な
51年の生涯を目の前に提示しました
薬物の乱用により心身ともにボロボロになりながら、あくまでもその演奏は凛として美しい
ビル・エヴァンスの人物像は、すなわちその演奏の中にすべて表れているという感じです
ワタシもCDの他にピアノ・スコアを何冊か持っており、全然下手くそですが時折弾くことが
あります(Turn out the Starsのソロヴァージョンがルーティンです)
ビル・エヴァンスのコピーをすると、不思議なものでその後何を弾いても彼の影響が出て
テンションコードかけまくりの雰囲気になってしまいます
ビル・エヴァンスのリーダーアルバムではないのですが、マイルス・デイヴィスのカインド・
オヴ・ブルーは名盤だと思います(その中のブルー・イン・グリーンがビルの曲です)
久しぶりに聴いてみようかな
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