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2019年09月20日22:14

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大師

時が経つのは速い。
あの頃、たった1時間も1日も、待てなかった。
待つのは嫌い。若さだった。


20日と21日は、須磨寺でお大師さんがある。
閑静な商店街が、いつもより賑わう。

仕事が休みの時、気ままに、
知人の出店を手伝っている。
ボランティアみたいな、
ただ近況を喋りに行っているような。


なんの意味もない会話が、
いつか何かにつながるかもしれない。
自分が知りたい答えを持っているのは、
目の前に出会う人な気がする。



「相変わらず、べっぴんで...。」
「ありがとうございます。」
36になって言われる誉め言葉は、宝物。
同じことを20代以前に言われても、
聞き流していただろう。


フリルのブラウスの力は、強靭。
甘すぎない、品のよさ。
カジュアルなリネンと
小さいタックの重なるフリル。
可愛げをプラスしてくれる服。


須磨コミュニティは、世間が狭い。


お大師さんの日に、歩いている人を、
ボーッと眺める時間が好き。
色々な人、年齢、ファッション、
見た目からライフスタイルを想像する。


つかず離れずの挨拶みたいな会話に、
変わりないと答える。
そして、変わった時は、
つかず離れず見守っている。


ヒトの世の喜び、悲しみ、
みんなおんなじで、
弱っているから、見える優しさがある。

他人が良く見えるときは、
自分が見えていないとき。


ただ、歩いている人を見て...
いろんな暮らしを想像している。
苦労が苦労に見えなくなる。
若い人はあまりいない。
自分のペースで懸命に歩く高齢者。

なんにもいらないな。そう思える時間。

同じ言葉を、同じ意味で受け取れない。
個人差で、全く違う意味になる。
損しないように生きるより、
持っているもの手放せばいい。

盗りたければ盗ればいい。
本物は、盗めないモノ。
真似できないモノ。



「細いからなんでも似合う。」
歯科クリーニングの際、言われた。

そんなことはない。
色々、試着して...似合う、似合わない。
好き、嫌い。出てくる。


似合わないけど、好きな服は、似合わせて着る。
似合うけど、嫌いな服は着ない...。
普段着のルールは、ホントになくて自由なのだ。
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