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2019年09月17日09:41

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美学

食べたいものが無さすぎて、
フラフラしていた。
ずっと前に行ったカフェを思い出す。

たどり着いたら、青い絵が飾られていた。

パイナップルのケーキと
無花果とキャラメルの
フレーバーティーを飲む。
紅茶はノンシュガーで。

白桃とココナッツのアイスが添えてあった。

空いている静かな店内。
絵を眺めて、心を休ませる。
店主が...
「絵を見にこられたんですか?」
「前に、レースの服を観に来ました。」
何気ない会話をする。

偶然の時間に、自分らしさを取り戻す。
合わないものと居続けると、
魂が傷つく。怒りが心を制覇する。


まあ、すべて...
ホントはどうでもいいことなのだ。


絵を見て話を聞き、感性を自由に使う。
静かな時間を楽しんでいた。

...すぐに若い女性二人組が入ってきた。
スマホを手に持ち、
カメラをあちこちに向ける。

スマホのカメラを、
他人に向けて持つ人が嫌いなので、
すぐに店を出た。

束の間の休息だった。


個人の自由な社会がいいから、
面と向かっては何も言わないけれど、
スマホのカメラを、
他人に向けて持つ人を見ると、
カメラが起動していなくても、避けている。

嫌いなものは嫌い。
スマホを歩きながら持つ姿は、
どう見ても、エレガントではない。

その何気なさに、
人間の品格が出ている気がして、逃げている。

盗撮するほうの
人間じゃなくて良かったと思いながら。

モノの持ち方にココロは出ている。
自由な社会だから、
自由に想像力を使いたいから、
直接はなんにも言わない。

気づくかどうかは、本人の美学。
地球の自由は、美学に守られている。

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