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2019年09月14日02:01

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優しさでときほぐす物語 … 西山小雨さん(映画「無限ファンデーション」 観覧日:9月6日@新宿)

関東地方では珍しいくらいの強い台風15号が、今週初め、駆け抜けていきました台風
筆者自宅がある京葉線の沿線では、台風通過時に電車は止まったものの、一部の学校の体育館の屋根が飛んだくらいで済んでおります。一応、千葉では観測史上最も強い風を記録したのですがダッシュ(走り出す様)

ところが、ニュースを見聞きすると、回復が早かったのは、筆者自宅周辺から西側だけで、それ以外の地域はいまだ停電NGだったり、断水域禁止が逆に広がったり、電話もネットも通じず危険・警告…な所があったりと、えらいことになっているようです。千葉市長は復旧見通しがどんどん遅れていることに対して苦言を呈していたようですが、知る人ぞ知るタレント県知事の方は、対応がどうもテキトー…という感が否めないみたい。
たしかに電気を初めとするライフラインの復旧作業は大変なんだろうと思うのですが、あの3・11の際に真っ先に「計画停電」と称して電気を止められたのは、たしか外房方面の津波からの避難所だったかと。なんだか“田舎だし、どうでもいいんじゃない”と見下されている感がするのは、筆者だけでしょうか。


さて、その台風15号を迎え撃つ前のタイミングだった、9月6日は金曜日。最近の当日記としては珍しい、平日夜の出動であります。そのお目当てはこちら。

フォト

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当日記での前回は、7月のこちらのお祭りに出ていらした、西山小雨さんご出演の映画「無限ファンデーション」であります。

(2019年7月21日@上野公園)
https://ameblo.jp/maruyui-otonikki/entry-12497865574.html


これから少なくとも10月にかけて、場所を変えながら公開が続きますので、ネタバレ系の記述は極力避けようと思いますが・・・


ひとことふたことで言うならば、人生の先輩たちはどこまでも優しく、現実世界の高校生たちのやり取りには、映画とは思えないほどのリアリティがありましたぴかぴか(新しい)


そもそもは、小雨さんの曲「未来へ」がモチーフのこの映画。小雨さん自身も、“私も(当然)出てますよ”のレベルではなく、物語のキーとなる部分でしっかりと流れを作る存在です。それを、制服姿という、普段のライブではなかなか見られない出で立ちではあるけれど、立ち居振る舞いは、ライブそのものを観ているかのよう。饒舌ではありませんが、存在とその心意気自体に、筋が通ったものを感じます指でOK


そこに絡み合う、リアリティ感がありありな、高校生たちのやり取り。
みんなで一緒に!といった、いかにも学校生活らしい場面があったかと思えば、ひとりひとり違った夢や目標に向かっていくにあたり、すれ違う心と心。その中には、周りと比較して“見下された”という感情を持つ者もいます考えてる顔

しかし、そうなっても、周りの大人たちは、決して直接的に介入したりはしません。あくまでも主体性重視の親に先生。一見、何にもしてなさそうに見えるけれど、高校生であれば、もう信用しようと言わんばかりの行動に、事態の推移に連れて、わだかまりがまた溶けていく…ぴかぴか(新しい)


大まかなストーリーはあるものの、場面設定くらいしか指定がなく、ほぼ即興の演技で全編を制作したこの映画カチンコ。リアリティな空気感は、こういうところから生まれているのも、よくわかる演出です。セリフは決して流暢ではなく、綺麗に整えられてもいない。でも、だからこその感情のぶつかり合いを、存分に味わうのが、一番なんだろうなと思います。



さて、この映画、多くの回で監督の大崎章さんと、ゆかりのあるひととのアフタートークが開かれますが、筆者の観覧日である6日夜の回は、お相手が西山小雨さん。トレードマークのウクレレを携えて、実際には映画中には出てこなかった1曲と、劇中でも使われた「君は特別」の2曲でミニライブカラオケ。もっとも、さぁやるぞ!な雰囲気ではなく、いつの間にか始まり、聴きいるうちに終わるという、ここでも映画のシーンを彷彿とさせるものがありました。なるほど、その自然さというか何気ない空気感こそがカギなのかしらん…と。


素朴でもあり、生々しさに心をえぐり取られるようでもあり…。また新しい体験をした感じがするお時間でありましたウインク
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