mixiユーザー(id:7886422)

2019年09月13日21:40

393 view

月に寄せて D.259

今日は「13日の金曜日」ですが、「中秋の名月」の日でもあります。さきほど庭で空を見上げたら、見事な満月が浮かんでいました。あまりにも月が明るかったので、近くにあるはずの海王星が見えませんでした。
私は太陽より月の方が好きです。なぜなら圧倒的にロマンティックだからです。また満ち欠けによっていろいろな呼び方もあって文学的です。
月にちなみ音楽も、太陽よりも多いと思います。クラシック音楽では、ベートーヴェンのピアノソナタ第14番「月光」、ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」の中の「月の光」、フォーレの「月の光」、ドヴォルザークの歌劇「ルサルカ」の中の「月に寄せる歌」が有名でしょうか。

私が最も好きな月の音楽は、シューベルトの「月に寄せて D.259」という小さな歌曲です。歌詞はゲーテ。

あなた(月)は森と谷を
静かにおぼろな輝きで満たし、
ついには私の心までも
解き放ってくれる。

私がいる野の上に
心静めるあなたの眼差しが広がり、
まるで優しい友の眼のように
僕の運命を見守っている。

…という感じの詩です。
しばらく前、この曲をこっそりとyou_tubeにUPしたことがあります。この動画ではヘルマン・プライの録音を採用しました。ドイツ歌曲といえば、ディートリヒ・フィッシャー=ディスカウが第一人者ですが、私はプライの朗々とした歌い方の方がシューベルトに合っていて好きです。フィッシャー=ディスカウは語り系なので、シューマンの歌曲の方が向いてますよねw。この「月に寄せて」の曲想は、満月ではなく、夜明けの空(有明の空)に昇る月かなw
みなさんにとっての「月の音楽」はなんですか?

https://www.youtube.com/watch?v=-fBYcQ-8yqw

8 3

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年09月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

最近の日記