無言歌は続く

　ミツバチさんを見て回ると　大きめのアシナガバチによく遭遇する　飛んでミツバチを食べようとしているが　ミツバチさんの箱の前に幾匹か死んでいる蜂を見かけるが　ミツバチが押しくらまんじゅうみたいに　寄せ集まって大きな蜂を熱死することがある　どうもそれらしい　ミツバチは体の大きさが5倍くらいある蜂を威嚇する　最も10倍以上大きなスズメバチでさえ威嚇する　そして熱死させることさえある

　今宵の音楽は　マーラー　大地の歌
　クリスタ・ルートヴィヒ（アルト）　ルネ・コロ（テノール）
　イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
　1966年にウィーンで《大地の歌》の録音を行ったバーンスタイン　その時と同じ強い思いを持って　イスラエルで再び録音　ルネ・コロは偉大なワーグナー・テノールの声を　当時最高ののアルト　クリスタ・ルートヴィヒは最終楽章の喜びと悲しみの混在を心が張り裂けるほど感動的に歌い上げている　が　やはりワルターが評判がいい　カラヤンの磨き抜かれてかつ精緻な耽美的手法による「告別」　これはため息が出る　我が家にもあるはずだが見当たらない　ジャケの写真が違うがこのシリーズ最後の一枚

　午後は草取り　ひたすら草取り　カタバミ　と云ふ草でしかもウスアカカタバミ　黄色い小さな花を持ち触れるとよくタネを飛ばす厄介者だ　ひたすらこの草だけを取り除く　レジ袋大に二つ　よく取ったね　キュウリを収穫　6月に植えたキュウリを毎日手入れをしてまだ日に五、六本取れる　キュウリの苗が育って収穫　一本で30から50本は撮りたいものだ　ナスは一本につき100個くらいは収穫すると思う　昼に冷やし中華　作り方が上手なのでよく冷えてうまし　キュウリの使い方次第で大きく変わる冷やし中華　今日のは実に美味しかった　そして夕飯はホタテを銀行に行った帰りに三つ買ってきた　大きな美味しそうなホタテを買いに行ったがない　叱らなく回答したのを買ってきた　時計くらいで小さい　が一応なま　バター醤油で食べる　極めてうまし　キュウリの漬物に塩辛一人3切れくらい　ナスの炒め物の残り　みんな一口二口だな　

　「白雪姫」　ご存知グリム童話にある　グリムによって改作されて童話になった　じゃ　童話になる前はといへば　白雪姫が　成長して美しくなってきたのを見て　これを殺そうとしたのは本当は継母ではなくて実母の方であった　この話は実は　母子の陰鬱な物語だった　カフカは　「メルヘンと云ふのはもともと血だらけなもの」と言っている　最近　「欲するものを欲した時に欲する」と云ふような行動に出る人らが多くなった　冷酷で　罪の意識がなく　残忍で　物の哀れを感じられず　人間らしいものを何一つ所有していないが　素人には一見してわからないことが多いようだ　人間性のふじょうりせいこそ　人間悲劇的な基盤であると思われる　ギリシャ悲劇はここを見ないとギリシャ悲劇たり得ない　我々はこの悲劇性の中で生きねばならない

　　美しい禅の言葉

　世の中はここよりほかはなかりけり