無動寺明王堂を
お参りさせていただいた時、
護摩炊きの後、直会があり
その後で、
希望すると大阿闍梨さんに
お話を少し伺えることがあります。
その時に一緒に
いらっしゃった方が
お話されたのが
比叡山の三大地獄
って知ってるか?と。
知らないです…と答えると
回峰行と
籠山行と
『かんきん』地獄。
なんとも物騒な響き。
囚われの身になって
何かをするのかなぁ?と
想像していたら、
大阿闍梨さんが即座に
『かんきん』と言っても
『監禁『ではないですよ〜
看病の看にお経の経で
『看経』
お経をひたすら上げ続ける
行だそうです。
籠山行は字の通り
山にこもる。
天台宗、開祖の最澄さんは
西塔の浄土院というところに
おられるそうです。
最澄さんに奉仕するため
12年間、一切
外に出ることなく、
ひたすらお経をあげ、
きれ〜に掃除をして、
お食事を供える行。
これも、地獄の1つに
あげられるそうです。
浄土院は日当たりが
あまりよくなく、湿度も高いので、
木の数珠を1日置いていると
カビが生えるほどだそうです。
365日お正月すら関係なく、
朝の3時頃から
お勤めが始まるそうなので、
それ自体大変そうですが、
日に当たらな過ぎて
健康を害してしまうそうなので、
確かに地獄の行です。
比叡山にはいろんな
苦行があるんですねぇ。
知らないことを
たくさん教えていただけ
ありがたかったです。
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