蜘蛛の糸

総理名で息のかかった委員を集めて諮問しておいて、内容が気に入らないといって報告書を受け取り拒否というのはダメでしょ。

当の麻生財相にしたって向けられたマイクに向かって報告を是として自説を高らかに語っていたじゃない。

内容が選挙に不利な内容だと分ったとたんに不受理の意向というのでは筋は通るまい。

年金の先行きが不透明な現状では報告書の内容は極めて真っ当に見える。むしろ政権に配慮した内容にさえ感じるのだが・・・

個人的には年金の減額など予測されるマイナス要素を含めるととても2000万円では足りないのではないかとさえ思える。

今回の報告内容で見えてきたのは100年安心と切ったタンカが真っ赤な嘘だったこと。

まずはこれを認めて政府は国民に詫びるのが先だ。

原資を元手にした運用という博打を見直し、健全な運営に努め、政府や関係機関のコストを大幅にカットする必要がある。

そろそろ国も新たな職員の雇用調整制度を導入してはどうか？必要のない人材は弾力的に省庁の境を超えて活用し、能力のない人材は整理するなど民間以上に厳しく臨んでもらいたいものだ。国民のために必死で働くことができない職員ならば退場をしてもらうくらいの制度でなければこの難局は乗り越えられないだろう。

これは議員も同様で、年毎に自身の実績を公表し、専門機関の査定を受けることも必要だと思う。

もう首相の訳の分からない言い訳や詭弁には国民はうんざりしているし、まして野党のだらしなさに絶望するばかり。

ゲームの途中で勝手にルールを変えるような相手を誰が信用するものか！

事実これほどひどい政権は過去にも例はない。

■「老後２千万円」報告書撤回へ　麻生氏「受理しない」
(朝日新聞デジタル - 06月11日 12:06)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5658153