日本国籍だから応援しよう!というのは偏狭なナショナリズムだと思う。
ノーベル賞を受けたカズオ・イシグロさんが良い例だと思う。英国人だけれど日本のメデイアはクローズアップする。日本人の多くが応援している。それは自然なことだと思う。
大相撲の高安関はいわゆるハーフである。地元生まれ地元育ちだから茨城県民は応援する。逆に甲子園出場高校のメンバーのほとんどが県外出身だと応援熱は下がる。それは自然なことだと思う。
■純ジャパ幻想に頭を抱える“ハーフ”たち「本物の日本人ってだれ?」
(週刊女性PRIME - 06月02日 16:00)
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日本で暮らす外国人が増えるにつれ、定住し、家族を持つ人たちの姿も身近になった。日本と海外にルーツを持つ「ハーフ」の子どもたちも珍しくない。
あなたは「ハーフ」という言葉を聞いて、誰を思い浮かべるだろうか。
テニスの大坂なおみ、陸上のサニブラウンやケンブリッジ飛鳥、野球のダルビッシュ有など海外にもルーツを持つ多くの「ハーフ」選手が活躍している。芸能界でも「ハーフ」のタレントに注目が集まる。ローラ、池田エライザ、ホラン千秋、滝川クリステルなど、彼女たちをテレビで見ない日はないと言っていいほどだ。
一方で、2015年のミス・ユニバース日本代表である宮本エリアナをめぐっては、「本物の日本人ではない」などというバッシングが相次いだことも記憶に新しい。
一体「ハーフ」とはどんな存在なのか。そして、「本物の日本人」とは何なのか。
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「大坂なおみさんが“抹茶アイスが好き”と言ったら、すごく日本人っぽいと言われるようになった。また“朝はおにぎりを食べてきた”と言えば日本的な嗜好が注目され、好感度が上がりました」
こう語るのは、父親がドイツ人、母親が日本人のコラムニスト、サンドラ・ヘフェリンさん(43)だ。
「私たち“ハーフ”って、ルーツが日本にあるのに、常に周りから“あの人たちはどこまで日本人なんだろう?”と試されるんです。だから“日本の食べ物は好きですか?”というような質問を受ける。
これが普通の日本人なら、イタリア料理が好きと言っても何の問題もないのに、大坂さんや私のような見た目の人が好きなのはホットドッグと言ったら“あ、やっぱりあの人はガイジンね”となっちゃう。つまり、私たちが何を発信するかによって“日本人なのか、そうではないのか”と判断される。人と関わるうえで結構、緊張感があるんです」
サンドラさんはドイツで育ち、22歳のときに来日。
「子どものころから漠然と“いつか母の母国の日本に住んでみたい”と思っていました。夢が叶った、という感じですね」
以来、在住約20年になるのだが、その顔立ちのせいで不愉快な思いをすることも少なくないと言う。
「まだ若いころ、役所に印鑑証明を取りに行って窓口に並んでいたら、係の人に“外国人登録書の窓口はあちらですよ”と言われました。“印鑑証明なんです”と並んでいたんですが、書類を見た窓口の人が“あれ? 日本に帰化された方ですか?”と聞いてくる。若かったから頭にきて大声で“いいえ。もともと日本人です!!”と言ってしまいました。今思えばそんなにムキになることでもないんですけどね(笑)」
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