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2019年05月24日10:59
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リズムの作曲家！（打楽器でベートーヴェン�供�
（5月22日の日記の続きです）
ひと昔前、クラシック音楽好きの友人と音楽談義をしている時、さまざまな作曲家の音楽的特徴をふまえてた枕詞のようなもので表現するなら、どーなるか？という話題で盛り上がったことがあります。原則的に「〇〇の作曲家」「〇〇な作曲家」という感じで表現します。その時、私が挙げたものの代表的なものは以下の通り。
バッハ、神の作曲家
ハイドン、ユーモアの作曲家
モーツァルト、音階の作曲家
シューベルト、歌の作曲家
メンデルスゾーン、絵画的な作曲家
ベルリオーズ、音が大きすぎる作曲家（←悪意があるｗ）
リスト、悶絶ピアノでアイドル化した作曲家（←悪意があるｗ）
ショパン、人たらしピアノの作曲家（←悪意があるｗ）
シューマン、飛翔の作曲家（クララ音型に起因、ドラー
）
ブラームス、四声構成感の作曲家
サン=サーンス、ムダな音符が多い作曲家（←悪意があるｗ）
ドビュッシー、浮遊感の作曲家
ワーグナー、ムダに長く楽しくない楽劇作曲家（←悪意があるｗ）
ブルックナー、音で聖堂を作ろうとした作曲家
マーラー、自己陶酔の作曲家（←悪意があるｗ）
ヴェルディ、濃厚なバターが香るオペラ作曲家
プッチーニ、あっさりオリーブオイルが香るオペラ作曲家
ガーシュイン、ジャズクラシックの作曲家
スーザ、行進曲だけの作曲家
（異論は認めます）
最も表現するのに難航したのがベートーヴェンです。
とりあえず私は、
ベートーヴェン、リズムの作曲家
と言いました。その理由は、単純なリズムが積み重なって構造物をつくるイメージがあったからです。私と同等のイメージは、手塚治虫の「ルードヴィヒＢ」というベートーヴェンの半生を描こうした未完のマンガでも似たような記憶があります。
5/9に聴いた「有賀誠門のベートーヴェン交響曲全曲演奏チクルスvol.3」（＠東京文化小ホール）は、打楽器奏者の有賀誠門は、まさベートーヴェンを「リズムの作曲家」として捉えていたのは、言うまでもありません。この夜、演奏されたのは交響曲4番、8番、ピアノ協奏曲op61a（作曲者自身が編曲したバイオリン協奏曲のピアノ版）です。
入場した時に配られた冊子が非常にユニークなものでした。有賀氏自身の手書きのメモが、演目の解説になっていました。
たとえばこれは交響曲第４番の第１楽章の冒頭のところ。最初のメロディがグレゴリオ讃歌「怒りの日」になってるという解説。これまでベルリオーズやリストなどの楽曲に「怒りの日」の引用があることは知られていますが、彼らより先人のベートーヴェンもやっていたというのがビックリでした。
これは第2楽章の冒頭。描かれたリズム群を見ただけで、有賀氏はリズムで音楽を分析していることが分かります。
これは第8番の第1楽章。ここにはベートーヴェンの第３番のリズムと和音と似たところがあるという指摘。（私はこの件、まだ消化できていませんｗ）
有賀氏がベートーヴェンを「リズムの作曲家」と捉えていたこと、
私と同じだったので嬉しかったのです。
（つづく）
ひと昔前、クラシック音楽好きの友人と音楽談義をしている時、さまざまな作曲家の音楽的特徴をふまえてた枕詞のようなもので表現するなら、どーなるか？という話題で盛り上がったことがあります。原則的に「〇〇の作曲家」「〇〇な作曲家」という感じで表現します。その時、私が挙げたものの代表的なものは以下の通り。
バッハ、神の作曲家
ハイドン、ユーモアの作曲家
モーツァルト、音階の作曲家
シューベルト、歌の作曲家
メンデルスゾーン、絵画的な作曲家
ベルリオーズ、音が大きすぎる作曲家（←悪意があるｗ）
リスト、悶絶ピアノでアイドル化した作曲家（←悪意があるｗ）
ショパン、人たらしピアノの作曲家（←悪意があるｗ）
シューマン、飛翔の作曲家（クララ音型に起因、ドラー
）
ブラームス、四声構成感の作曲家
サン=サーンス、ムダな音符が多い作曲家（←悪意があるｗ）
ドビュッシー、浮遊感の作曲家
ワーグナー、ムダに長く楽しくない楽劇作曲家（←悪意があるｗ）
ブルックナー、音で聖堂を作ろうとした作曲家
マーラー、自己陶酔の作曲家（←悪意があるｗ）
ヴェルディ、濃厚なバターが香るオペラ作曲家
プッチーニ、あっさりオリーブオイルが香るオペラ作曲家
ガーシュイン、ジャズクラシックの作曲家
スーザ、行進曲だけの作曲家
（異論は認めます）
最も表現するのに難航したのがベートーヴェンです。
とりあえず私は、
ベートーヴェン、リズムの作曲家
と言いました。その理由は、単純なリズムが積み重なって構造物をつくるイメージがあったからです。私と同等のイメージは、手塚治虫の「ルードヴィヒＢ」というベートーヴェンの半生を描こうした未完のマンガでも似たような記憶があります。
5/9に聴いた「有賀誠門のベートーヴェン交響曲全曲演奏チクルスvol.3」（＠東京文化小ホール）は、打楽器奏者の有賀誠門は、まさベートーヴェンを「リズムの作曲家」として捉えていたのは、言うまでもありません。この夜、演奏されたのは交響曲4番、8番、ピアノ協奏曲op61a（作曲者自身が編曲したバイオリン協奏曲のピアノ版）です。
入場した時に配られた冊子が非常にユニークなものでした。有賀氏自身の手書きのメモが、演目の解説になっていました。
たとえばこれは交響曲第４番の第１楽章の冒頭のところ。最初のメロディがグレゴリオ讃歌「怒りの日」になってるという解説。これまでベルリオーズやリストなどの楽曲に「怒りの日」の引用があることは知られていますが、彼らより先人のベートーヴェンもやっていたというのがビックリでした。
これは第2楽章の冒頭。描かれたリズム群を見ただけで、有賀氏はリズムで音楽を分析していることが分かります。
これは第8番の第1楽章。ここにはベートーヴェンの第３番のリズムと和音と似たところがあるという指摘。（私はこの件、まだ消化できていませんｗ）
有賀氏がベートーヴェンを「リズムの作曲家」と捉えていたこと、
私と同じだったので嬉しかったのです。
（つづく）
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