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2019年05月02日07:49

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『 完全なる報復 』


日、Netflixでジェラルド・バトラー主演の『 エンド・オブ・ホワイトハウス 』を久しぶりに観た。やはり、面白い。ブルース・ウィリスの傑作『 ダイ・ハード 』に奇妙なくらい似ているのだが、主人公が特殊部隊出身の元SS(シークレット・サービス=大統領警護官)ということもあって、テロリストへの反撃は容赦ない。『 ダイ・ハード 』の主人公ジョン・マクレーンが警察官(刑事)で多少自制心があったのと違って、痛快度は大幅に上がっている。Netflixのラインナップに同じジェラルド・バトラーの『 完全なる報復 』という作品があることに気づき、初めて視聴してみたのだが、これが凄かった。


【 あらすじ 】
 フィラデルフィアで妻子と幸せな家庭を築いていたクライド・シェルトン(ジェラルド・バトラー)はある晩、押し込み強盗の襲撃を受ける。クライドはバッドで殴られて倒れたところを後ろ手に拘束された。強盗はクライドに「 運命には逆らえない 」とささやきながら、彼の胸にナイフを深く刺した。妻は目の前で強姦されたあと刺殺され、幼い娘は惨殺される。その後、犯人2人組は逮捕されたものの、警察が違法に証拠を入手したため犯罪を立証する能力はなく、クライドの目撃証言は直後に昏倒していたことから弁護士から容易に反撃されると判断した検察官ニック・ライス(ジェイミー・フォックス)は容疑者との司法取引を決断する。彼は自身が担当した事件の勝率(勝訴)96%を誇りとし、有罪に持ち込める可能性がない事件は他の検察官に担当させたり、司法取引によって容疑者の一人を有罪に持ち込むことを常套戦術にしていたのだった。地方検事は「 妻子を殺しているんだぞ 」とニックに司法取引を再考するよう勧めるが、ニックは敗訴するより、一人を確実に有罪する方が良いと主張。地方検事はクライドに説明することを条件に司法取引を認める。ニックから司法取引の話を聞いたクライドは納得できないと反対する。ニックが決断した司法取引とは、妻子を惨殺した主犯ダービーの証言によって従犯エイムスの有罪を立証して死刑にし、肝心のダービーは禁固5年(最長)で済ませるというものだったからだ。自分が目撃しており、犯人が妻子を殺害したことは事実だとクライドは訴えるが、ニックは「 裁判で立証できなければ意味がない 」と一蹴する。司法取引が行われたあと、大勢の報道陣の前でダービーとニックが握手を交わした時、ニックは遠くでクライドが怒りに燃える目で彼らを見ていることに気づく。そして、10年後、新たな事件が発生する。それはニックが想像すらできない、驚愕の事件だった。

 この先、ネタバレです。















 犯人のひとりエイムスは死刑囚として10年間監獄生活を送った後、薬物による死刑が執行された。ニックは助手サラを伴って刑場に出かけたが、普段なら眠るように死んでいくはずが、薬物を注入されたエイムスは苦しみ暴れ、出血しながら悶え死ぬのだった。刑場の立ち合い者たちが騒然とする中、「 運命は避けられない 」と書かれた薬物の瓶が発見される。それを読んだニックはすぐにダービーが発した言葉であると気づき、ダービーの行方を追うが、彼は生きたまま身体を25に切断された斬殺死体として発見される。死体が発見された廃工場の持ち主がクライドであることを突き止め、警察はクライド逮捕に向かうのだったが・・・。
 
 クライドは「 決して怒らせてはいけない男 」だった。

 彼は数々の特許をもつ天才的なエンジニアであると同時に、政府の非合法活動を「 ローインパクト作戦 」によって支えていたのだ。「 ローインパクト作戦 」とは政府が強行作戦によって暗殺できない対象を遠隔地から、誰にも悟られず密かに抹殺するというもので、クライドはプロの殺し屋から「 世界最高の頭脳 」と呼ばれ、恐れられる存在だった。正々堂々と法廷で戦うことを避け、安易な司法取引によって主犯を自由の身にしたニックと司法取引をクライドは許せなかった。クライドは10年の歳月をかけて準備し、司法制度に戦いを挑んだのだった。彼は犯人2人と、司法取引に関与した全ての関係者を標的として報復することで、ニックに「ある教訓」を与えようと計画した。
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