主役

元町駅海側の木蓮が満開。
駅の高架が額縁になる
写真に撮ると、目で見た景色とずれるのが残念。

花はただ自然に咲いている。
キレイとか可愛いとか気にせずに。
街路樹だから定期的に剪定されている。
ルールがないのがいい。

着たい気持ちが自然に出る服がいい。
服を着るルールもいっぱいある。
オケイジョンのシーンとか。
美しく魅せる組み合わせの理論とか。

欲しいデザインはかぶる。
それでいいと思う。
みんなが着てる。
その姿がデザインを愛している証。

自然を誰もが美しく感じるように、
いい服は、みんな着たいと思うのだろう。

１つの服がどんな服とも合わせやすかったり、
１つの服で行けるシーンが沢山浮かんだり、
着心地が良かったり、動きやすかったり、
いろんな基準がある。

すごく普通に見えて、
どこにもないデザインが実は入っている。
着ている人が自然に美しく見える。
着心地や動きやすさが、
気持ちいい顔を作って、美しく見える。

やはり一番は、可愛いと心が動く服がいい。
うっとりする感性には、かなわない。

ルールはなくていい。欲しい気持ちを正直に。

｢可愛いから。｣
それだけの理由で選ばれた服。
主役の１枚になって活躍する服。
そう思いながら、服を包んでいた。