あの日から八年目の春がやって来た
津波により破壊された街の復興は
少しずつ進んでいるようだが
原発の方はまだまだみたい
除染したから帰れますよと言ったって
年月が経てば
避難した地域での生活をもう一度捨てて
みんなが戻れる訳でもないし
高齢者は更に年をとり
過疎というよりゴーストタウン
テレビは人のいるところしか映さない
去年はそんな制限地域の中を通る
途中で止まったり
窓を開けてもいけない道を通ってみたけれど
あの地域に復興の日は来るのだろうか
当事者じゃないから
そんな考え方をするって言われそうだが
ある程度の地域には
未来永劫帰れませんと宣言して
あちこちに散らばって置かれている
汚染土などを集めて貯蔵するべきじゃないのかな
今朝のテレビでも
故郷にはお墓に入りに帰りますって言っている人がいた
頑張っている人もいれば
頑張れない人もいる
今更ではあるけれど
出来る出来ないをもっと早くに
決断すべきであったと思う
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