mixiユーザー(id:825360)

2019年03月09日12:20

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[天狗になった人間は]止めてやれ[見てる分には面白いけどさ]

テレビでやってて観て、星新一みたいだとかまあ色々書きたいことはあるけど
ネタバレすると面白くないようなので略す。
要するに私の感想としては面白くなかったのであった。

そんなに斬新でもないし、設定に無理があるし(室内ならともかく野外のデータ送信するカメラ1本で生放送)、
業界の内輪ネタと下ネタ風のネタであまり笑えない、情報量が多くて何回でも見たいというよりは脚本が上手くない
(たとえばエヴァンゲリオンというのは話が分からなくて何回もみるのではなく、あまりにも膨大な情報量を得るために何回もみるわけだ)。
例えば同じ低予算でもスピルバーグの「激突」とか、マッドマックスとかそういう世界レベルではなく、まあ日本ムラ向け。

それならなぜわざわざゾンビスプラッターだったのか
広いファミリー層だったら「セックスとバイオレンスはご法度」のはずである(血しぶきが多すぎる)。

私としてはもっと低予算の庵野が大学時代に取ってた自主製作映画の方が面白いような。
最近昔取った自主製作の映画とか大学の仮面ライダーショーのビデオとか見てると
下の方を見ていると上の方の良さはよくわかる。

映画会社の誰かが気に入ってのかはしらないが
制作費の安さとか興行収益とかのいろんなうたい文句は話半分に聞いていたほうがいい。
それよりもメディアとかネットのゴリ押しがすごくて広告費は億単位だろう
そんなに広告にお金をかけるほどかねぇという『ジャニーズ』とか『AKB』とかそういうゴリ押し感。
かつて日本は「広告が存在しなければ商品というものは存在しないと同じ」というバブリーな時代があって
そういうバブリーな時代の偉い人がゴリ押ししたのかしらんけど。

ネットでの広告はすごくて、検索上位にはポジティブな情報が(つまりは提灯記事)占め、口コミレビューなどの絶賛の量の多さなど
「君の名は」越えを果たしてるのではないかとおもうぐらいだ。
残念ながら提灯記事や口コミビューなどに「ああこれプレス(買収元が配布する宣伝情報)があるんだろうな」、という感じはするけど。

まあ比較の対象として可哀そうだけど
同じように、低予算、定期間で悲しいほどの低広告費で赤字だった映画に
宮崎駿の「ルパン三世 カリオストロの城」がある。
宮崎駿と言えばすでに生きる伝説であるが、私は一年やった「アルプスの少女ハイジ」のメインの絵コンテをほぼ一人でやった、という話を聞いて過労死してもおかしくない気がしたぐらいの化け物にも不遇の時代があったわけだ

作品を作るにあたって、ヒットするという運もあるし
「これほどすごいものがまったく告知されない(宣伝しない)」というのは山ほどあるし
「なぜこんなものがこんなにゴリ押しなぐらいたくさんお金をかけるのだろう」というのもある(具体例は腐るほどあるがあえて書かない)

だからまあ「カメラを止めるな」ではなく
「ゴリ押しを止めな」という気がした

『カメ止め』上田慎一郎監督、最新作が今夏公開 映画のカギを握るのは“カメ”
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5530185
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