「ライフライン」と言えば?
言わずもがな。「電気」に「ガス」に「水道」ということになりますが…
この10年。
相次ぐ自然災害により、これに加えられるものとなったものが…
「携帯電話・スマートフォン」なんですね。
「固定電話」の時代とは違い、もはや生活に欠かせない機器となった「スマートフォン」。
東日本大震災以降、特にその「充電方法」というのがクローズアップされるようになりました。
実際、昨年6月。大阪北部で発生した地震の際には、大学生のボランティアが活躍したこんなことがありました。
大阪“充電ボランティア”地震当日の駅で
大阪府北部地震当日のJR高槻駅前の様子では、電車が止まり外に溢れた人たちがスマートフォンやパソコンを充電するサービスを利用していた。活動はJRの運転が再開する夜10時過ぎまで行われ、約8時間でのべ200人が利用。ネット上では充電器を無料提供した関西大学・社会安全学部の大学生たちへの感謝の声が数多く寄せられている。非常用発電機などは災害に備えて大学側が予め用意したものを使った。集まったメンバーは15人以上。多くの学生が住まいの壁にひびが入ったり、電子レンジが落ちたりするなどの被害を受けていた。そこで考えたのがJRの了承も得て駅前で行ったスマホ充電サービス。学生たちは外国人のために英語の案内も書き加えた。利用者は増えていき、駅のもう一つの出口でもサービスを行うことにもなった。利用者が増えて足りなくなった充電コードは学生たちが家から持ってくるなどして用意した。
利用者の中には学生たちの活動を見て差し入れをしてくれた人や、充電が終わる前に譲る人もいて、学生たちは自分たちもあたたかい気持ちになったという。夜まで続いたこの活動。活動に参加したある学生は障害者家族から「公衆電話がたとえ使えたとしても聴覚障害があるため電話では意味がない。この充電を通してLINEが使えるようになって本当に良かった」と言われたという。学生は「困っている事は人それぞれ違う。今回のボランティアで実感できて本当にいい経験になった」と語っている。
「スマホの充電ができない」ということが、21世紀のこの現代IT社会での大きな社会問題になったということですね。
「テレビ・ラジオ」が主な情報源だった時代は今は昔。
今や「PC」に成り代わって、「スマホ」からの情報が、現代人にとっての必須のツールとなったということなんでしょうね。
ちなみに…
「電気」、「ガス」、「水道」のそれぞれの使用料金を長期間滞納したとして…
止められるのは、ガス→電気→水道の順番が一般的とされています。
ガスを止められるのが滞納から約50日。
電気を止められるのが滞納から約60日。
水道を止められるのが滞納から約2〜4ヶ月だと言われています。
これは、「水」が人間としての最後の生命線だからということです。
ただし電気・ガスは会社によって、水道に関しては自治体によって様々なので事前に調べておく必要があります。
では、「電気・ガス・水道」の中で、どの料金の支払いを優先させるべきか。
個人の生活によっても異なると思いますが、電気代をいちばん優先させた方が良いのではないかと思います。
電気がないと、できないことが多すぎるからです。
ガスが止まる場合は、使っているのが「都市ガス」なのか、「プロパンガス」なのかによって異なります。
都市ガスはホームページなどを調べれば、ある程度の情報は記載されていることが多いです。
問題なのはプロパンガスの場合です。
プロパンガスは、ガス会社によって対応や規定が様々だからです。
ガスを止めるまでの期間、ガスを復旧させる手順、どんな料金がかかるかなどが違ってきます。
また、ガス代を滞納すると、復旧させる作業が必要になります。
ガス会社に連絡をして、開栓作業をしてもらうことになるのわけです。
ガス代を滞納してから30日を過ぎると、復旧作業には立会いが必要なると決められています。
どうしても立会いが無理なら、連絡をした際に伝えておけば勝手に作業してもらえることもあるようです。
それも会社や対応する営業所によって異なってきます。
基本的には開栓後、ガスが通っているか室内も確認しますが、留守の場合には屋外の開栓だけしておくものと思われます。
また、ガス代の滞納後の復旧には、有料になる場合も多いのです。
ガスの復旧のことを「開栓」と言いますが、開栓手数料というお金がかかってきます。
電気の場合は遠隔操作ですが、ガス会社が開栓作業をする場合には、家まで出向かなければならなくなります。
開栓手数料は数千円程度が一般的です。
また「保証金」を取られる場合もあります。
引越しをしてガスを通してもらうときに、「保証金」を支払っていると思います。
それとは別に、ガス代滞納後の開栓にも保証金を支払うことになります。
ガス代の滞納・復旧に関しては、ガス会社によって規定が異なります。
それぞれ問い合わせて頂くのが一番でしょう。
ちなみにもし「プロパンガス」をお使いの場合、ガス代が高いようであれば、大家さんや不動産管理会社と交渉して、ガス会社を変えてもらえる場合もあるようです。
水道に関しては、普通いつでも水が出るような状態になっています。
水道が止まるまでは、かなり長いというイメージだったのですが、最近は厳しくなっているのかもしれません。
そもそも「自分で開栓できるんじゃないの?」という疑問がある人もいるのではないでしょうか。
水道は、屋外に栓があるのを見たことがある人も多いと思います。
建物にもよりますが、通常は簡単に開閉できるようになっているのではないでしょうか。
新しい建物の場合には、勝手に触れないようになっているかもしれませんね。
水道を止められた場合には、おそらく栓を触れないようにカバーなどをして、施錠するのではないかと予想されます。
水道の場合には、会社ではなく各自治体の水道局が管理しています。
地方によって水道局は異なりますが、母体は同じですから規定はほとんど変わらないと考えられます。
もし水道を止められた場合、滞納している水道代を全額支払わないと、復旧してくれないと言われています。
電気・ガス・水道が止まるまでと、復旧に関してご紹介しました。
ガスの復旧にはお金がかかるので、止まったままで困る場合には気をつけないといけませんね。
復旧作業に関しては、電気だけ遠隔操作が可能です。
ただ、水道とガスの開栓については、作業員が家まで出向くことになります。
ということは、営業時間内に連絡しないといけない場合もあります。
土日の場合には、週明けまで使えないことも頭に入れておきましょう。
水道が止まったら、いちばん困るのはトイレですよね。
ペットボトルの水を流せば流れますが、水を買うと考えたら水道代の方が安いのではないでしょうか。
お金がなくても、ライフラインだけはしっかりと確保しておきたいですよね。
以上。今日は「ライフライン」に関してでした
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