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2019年02月12日10:11

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「天声人語」と「新聞休刊日」

さて、今日まずは昨日の朝日新聞『天声人語』より。

千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛(みあ)さんが亡くなってから半月余りが過ぎた。胸がつぶれるような話ばかりが日々報じられる。娘に虐待を繰り返す父親を、母親も止められなかった。彼女は捜査当局に、こんな内容の供述をしているという▼「娘が暴力を振るわれていれば、自分が被害に遭うことはないと思った。仕方がなかった」。矛先が自分に向かわぬよう娘へとそらしたとすれば、信じがたい保身である。しかし、それと変わらぬ行動を、児童相談所や教育委員会もしていたのではないか▼野田市教委は父親の恫喝(どうかつ)に負け、心愛さんが暴力の被害を記したアンケートを渡した。「精神的に追い詰められて、やむにやまれず渡してしまった」という。その結果子どもがどう追い詰められるかは、考えないようにしたか▼言葉を失うのは、児童相談所の無為無策である。危険があるとして一時保護をしながらも、その後は腰が引けていた。家庭を訪問して父親と向き合うこともなかった。虐待問題のプロとして、介入する権限を十分持っているはずなのに▼二度と繰り返してはならない。昨年の3月、東京都目黒区で5歳だった船戸結愛(ゆあ)ちゃんが虐待死したときにも、叫ばれた言葉である。起きたばかりの悲劇が、教訓にも自戒にもならなかった。鈍感さをもたらした根っこに何があるのか、いまだ明らかになっていない▼検証も対策も、一刻を争う。だれかたすけて。そんな小さな声はこの瞬間も、どこかから発せられているのだ。

長年『天声人語』を精読しているSheepですが、その昔は、「時候」がテーマのものが多かったんです。

多くは書きませんが、現政権になってからは、より「政権批判」の内容のものも増えてきました。

そこで、ざっとこの10日間の『天声人語』。載せてみましょう。

1日(金)
統計といえば、味気のない数字が並ぶ印象だ。しかし、こんな楽しいものもある。小学校のみんなに好きな虫を聞いて、絵入りの棒グラフを作る。きょうの朝ごはんは何だったか、70人の子どもと大人に教えてもらう

2日(土)
春の気配を探したくなるが、なかなか見つからない。この時分になると思い出すのが、吉野弘さんの詩「二月の小舟」である。〈冬を運び出すにしては 小さすぎる舟です。春を運びこむにしても 小さすぎる舟です。〉

3日(日)
降りしきる雪を見ると思い出す映画がある。高倉健さん主演の「八甲田山」。遭難した兵士たちが、限界を超える寒さに狂い、滑り落ち、力尽きる。そんな場面に映画館の客席で震えた

4日(月)
丹沢の山々に抱かれた神奈川県松田町の寄(やどりき)地区では、いま2万本もの臘梅(ロウバイ)が咲きほこる。13年前、寄中学校の生徒が卒業記念に250株の苗を植えたのが始まりだ

5日(火)
「絶無使用 日本福島米及食材」。5年ほど前、香港の和食店でそう大書したポスターを見かけた。きつすぎる文面にため息がこぼれた

6日(水)
メルケル独首相(64)にはよく知られた癖がある。両手の指を突き合わせ、おなかの前で左右対称のひし形を作る。問われると「対称形が好きだから」。何とはなしに物理学者だった経歴を思わせる

7日(木)
日本にスキーを伝えたのはオーストリア・ハンガリー帝国の軍人レルヒである。明治の末、新潟県や北海道で1本杖スキーを初歩から教えた。故国オーストリアでは有名人なのだろうか

8日(金)
公開中の映画「がんになる前に知っておくこと」を見て、何年か前のわが健康診断を思い出す。胃に「影」が見つかった。まさか自分が。再検査の結果を聞くまで、家族にあきれられるほど動揺した

9日(土)
「愛してる」「今度日本へ行く」「君は僕の太陽だ」――。米軍兵士から連日、情熱的な愛の言葉がSNSで届く。折々に戦地の写真も。今週、広島県警が摘発した恋愛詐欺の手口である

10日(日)
かつて、梅の花といえば紅梅ではなく白梅であった。国文学者の吉海直人(よしかいなおと)さんがそう書くのは、例えば「古今和歌集」に雪と梅のこんな歌があるからだ。〈春たてば花とや見らむ白雪のかかれる枝にうぐひすの鳴く〉素性法師

最初の段落読んだだけで、「あぁあのことか…」と容易に想像できるものもあれば、そうでないものもありますがね(^_^;)

でも、その想像を掻き立てながら、読み進めていくのが、私の日々の楽しみでもあるわけなんです(^o^)v

最初に意識して読み始めたのは中学時代の1990年代。

国語の先生に、「天声人語を要約すると、読解力がつく」と言われ、授業の課題ではなく、自主的に要約して、先生に提出する日々を繰り返していたんです。
※あわせて『社説』の要約も指示され、提出していました。

あれから20数年。

まあもちろんすべての天声人語を精読できていたわけでもないのですが…

この10年くらいは、毎日の精読をできるようにしています。

ただ、何年かに一度、執筆者が変わるんですよ。

それでガラッと趣(おもむき)が変わってくるんですね。

そして、もう一つ。『新聞休刊日』に関して。

毎年1月2日をはじめとして、月1回。年間12回設けられているものですが、理由としては、「配達員の休日確保のため」とされています。

その他。きちんとした理由は、こちらをご覧になってみて下さい。

https://www.promotion173.com/entry/shimbun-kyukan

『新聞休刊日』は、朝の情報番組でも「駅売りのスポーツ紙」として新聞紹介していますしね。

月イチとはいえ、「あっそうか…今日新聞休刊日か…」と、朝のリズムを崩してしまう方も多い新聞休刊日ですが…

「新聞配達員さんのため」と考えて、甘受しましょうほっとした顔

最後の最後にちょっとだけ余談…(;´∀`)

ニュース・情報番組で、画面に「男性キャスターのみ(複数)」ってなかなかないと思っていたのですが、昨日のフジ「とくダネ!」とTBS「Nスタ」とでそうなっちゃってました(;^ω^)

理由は→「とくダネ!」…山崎夕貴アナが新婚旅行のため、今週お休み。
結果…小倉さんと伊藤利尋アナという男二人ツーショットに…^^;

「Nスタ」…ホラン千秋さんがなんと「遅い夏休み」(by 井上貴博アナ)のため、なんと井上貴博アナと国山ハセンアナの男二人ツーショットで今週は進行していくことに…

こちらはネットニュースにもあがっていましたよ↓
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/02/11/kiji/20190211s00041000261000c.html

井上貴博アナいわく、「売れない漫才師みたい」ってねあせあせ

女性キャスターオンリーの番組もあったりしますが、女性だと様々な衣装を着られるため、画面が華やかになるんですよね。
(ごくたまに、藤井貴彦アナがお休みの時のnews every.でもそうなっていました。)

ただ、男性キャスターだと、どうしても黒や紺色やグレーのスーツにネクタイにならざるを得ないため、「むさ苦しい」イメージは避けられないんですよね…

というわけで余談でした(;・∀・)
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