年頃のこどもはエロくてチョロい

記事の件とはあんまり関係ないかもしれんけどあえてまた言うよ。

年頃のこどもはエロくてチョロい！
成長するからだに追いつけない心は興味と畏れの間で揺れる。
自身の若さに思った以上の価値がつくことを知って好奇心と警戒心がせめぎ合う。
ハンパな知恵を身につけて根拠のない全能感を得る一方で、オトナの建前と本音を知って世界に絶望する。
アンビバレントな感情が正誤と善悪を判断できなくする。
まだまだ幼稚。
しかたない。

世間では自由に振る舞うのが人間らしさだっていうおためごかしのスローガンがはためいていて、
ウソだかホントだか確かめようもないのに「みんなフツーにヤッている」っていう“裏情報”だけがはいってくる。
性の冒険に繰り出すことへの敷居はどんどん低くなってきて、
この世にはそれを支援するツールも完備されていて、誰にも知られずスマホでアクセス可能。

「いい子は天国に行ける。でも悪い子はどこへだって行ける。」
　（Good girls go to heaven, bad girls go everywhere）
って言ったのはメイ・ウエストだっけ？

確かにおんなのこは仄めかして誘うだけでどこへだって行くことが可能。
受動的なぶん、外的要因に阻まれずに自分の意思だけで突き進むことができる。
警戒レベルを下げるだけでいい。
だからエロくてチョロい。


一方で、年頃のこどもにオッサンが抱く感情には純粋な愛情とヨコシマな欲望が同時に存在する。
それはひとりのオッサンのなかで、白からグレー、そして黒へのなだらかなグラデーションになっている。
それがどっちのバランスに傾くかは時と場合によると思う。

教員や熟講師、スポーツのコーチ、警察の補導員から青少年ボランティアまで、
エロくてチョロいガキどもと毎日顔をあわせるオッサンは絶えず誘惑にさらされている。

こどもと接することが生業のオッサンほど揺れるこどもの気持ちがよくわかる。
だからガキどもを安心させて親密になり、付けこむ方法もよくわかってしまう。
金もある。
クルマもある。
ここぞというときにささやくべき優しい言葉も知っている。
幼稚なガキが欲しがる程度のモノは簡単に与えられる。


やろうと思えばできる。
そうした状況自体が誘惑なのだ。
そして誘惑の多さは個々のオッサンの意思とは無関係に、オッサンたちが道を踏み外す確立を引き上げる。

べつにこの記事のロリコン校長をはじめ、犯罪おじさんたちを擁護するつもりはないんだけど、
子供を保護し指導する立場のオッサンが高い割合で加害者にすっころぶのはそのせいだと僕は考えてる。

だからコトの善悪とかはとりあえず横に置いといて、
教師が教え子に…だとか、保護する立場の者が保護するべき者に欲望を抱くことは“ある”という前提に立って、
そうした誘惑に耐えるための研修をするとかの「行動の抑止方法」を真剣に考えたほうがいいと思う。
最初っからソレ目的のヤツらには効き目ないけど、正直「魔がさして」みたいなヤツ、いっぱいいるんだろ？

「こどもにそんな気持ちを抱くなんて考えられない。そんなのは特殊なヤツだけ」
とか言ってるのんきなオッサンは、そうしたデンジャラスな環境に居ないせいで想像力が足りてないだけだと思う。

こんなの「プールサイドは滑るから走らないで！」と同じレベルの話と思う。



あともういっこ。
「売るほうも悪い」っていう人が多いけど、こどもとおとなではその関係性は不均衡なんだ。
いや、オトナ顔負けのこどもだっているだろうけどね。
それはおとなだって押しに弱いひとがいるのと同じ。

こどもは経験が浅くて知らない事がいっぱいある。
だから価値観が未熟で、物事の判断バランスがおとなからしたらすごくイビツなときがある。
そんでもってホントに些細な、でもこども当人にとっては重大ないろんな問題を抱えてる。
そのスキを突かれちゃう。
無知を利用して都合の悪いことを隠し、都合のいい事だけを見せることもできる。
普通に考えていわゆる駆け引きの部分では、こどもはズルい大人の手玉に取られちゃう。
だからこそ、59のジジイと15歳、ほんで一万円っていう変な状況が生まれてるわけでしょう？
ソコくらいは読み取れよって思うな。

あ、こっちのほうが言いたいことだったかも


15歳を買春、支援学校校長逮捕
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5446570