mixiユーザー(id:13333098)

2019年01月06日21:56

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2018年(ウルトラ個人的)ベスト映画

こういう年間ベストというのは、他人のものを見るのは好きなのですが、自分ではきちんと記録した事はこれまで一度もありませんでした。
今回は、あまり意味は無いかもしれないけど、ひとまず残しておくと後々振り返った時に面白いかもしれないと思ったので、試しに書いてみたいと思います。
ちなみに、すべて劇場で観た映画に限定しています。

1 スリービルボード
2 RAW〜少女のめざめ
3 アイ、トーニャ
4 ゆれる人魚
5 フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法
6 ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
7 ボーダーライン ソルジャーズ・デイ
8 ヘレディタリー 継承
9 search/サーチ
10 レザーフェイス 悪魔のいけにえ

【1について】
スリービルボードについては、純粋に完璧な映画だと思ったからです。
最後までどうなるのか本当に予想がつかない展開の面白さと、これしかないという役者によるベストな演技、笑いと衝撃と困惑の同居、そしてラストの感動と、言う事はありません。
こういう映画が賞を獲得し、多くの人が興味を持って観ると、映画が好きになる人がずっと多くなる気がします。
観てから時間が経ちましたが、昨年のベスト映画になるという予感が覆りませんでした。

【2〜5について】
この4本については、特に個人的な思い入れのある作品です。
2と4は新人女性監督による映画ですが、男性とは違う女性ならではの感性が、自由自在に暴走した作品で、実に爽快な気持ちになりました。
倫理や論理といったものから解放された、体の内から溢れる衝動のようなものを、多くの人が楽しめるようにきれいに構成しています。

3は圧倒的な女性が主人公の、実話を元にした作品ですが、まずコメディとして秀逸な内容になっており、ゲラゲラ笑っている内に、どうしようもない人間がもがき苦しみ解体されていく様な人生をそれでも戦い続ける様に、いつしか震えるような感動を感じました。

5も同様に女性が描かれた映画です。
どうしようもなく不器用なシングルマザーとその子供の、無軌道な貧困生活を淡々と描いた作品で、こちらも基本的には笑いがたっぷり。
しかしながら、同時に救いの無い現実を描いており、映画から現実に飛び出してきた様な奇妙なラストが心に残ります。

6〜7は、純粋に非常に面白かった娯楽作品です。
ジュマンジは青春コメディ、ボーダーライン2はバイオレンス、ヘレディタリーはホラー、サーチはミステリーとして、どれもそのジャンル作品としての面白さを過去の作品に敬意を払いつつ、新しい要素を大胆に取り入れて見事な完成度で作られた傑作でした。

10は迷いました。
この枠は、世間からは大いにバッシングを受けたけれど、どうしても応援したい映画にしたかったのです。
レザーフェイスは、確かに「悪魔のいけにえ」シリーズに期待する様なものとはかなり違う映画になっていますが、正攻法ではオリジナルに勝てないと早々に判断した監督が、自由にやりたい事をやってみせた作品です。
前日譚という困難な題材で、先がまったく読めない展開を終盤までやり切った事は非常に評価できると思うのです。

昨年は他にも面白い作品がたくさんありました。
特に、純粋な娯楽映画に楽しいものが多かった気がします。
劇場で観られなかったけれど、DVDやWOWOWで観て本当に面白かったもの(特に「マザー!」等)もたくさんありました。
見逃した作品があれば、過去のレビューを参考にしていただければ幸いです。

本年もよろしくお願いいたします!

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