mixiユーザー(id:66468869)

2018年12月26日08:14

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本の未来を探す旅 台北

オススメ360。"台湾と日本は違う。韓国とも違う。もちろんそうだけれど、違うのに隣国にも同じような問題がある。だけでなく、その問題を異なる角度から考え解こうとする人たちがいる、とわかるだけでも、どんなに心強いことだろう。"ソウル編に続く本書は【本の未来を探す】道標を確かに伝えてくれる。

個人的には、本屋を運営しつつ、ブックコーディネーターも自称する以上は?と時間を見つけては国内はもちろん、海外の本屋にも足を運んでいるのですが。本書は特に日本にとっても地理的、感覚的にも近いと思われる台湾の出版事情の内、日本初進出も決まった誠品書店はもちろん、オンライン書店の博客來、独立書店の田園城市、そして日本カルチャー専門誌の秋刀魚など【幅広く紹介してくれているのが】懐かしくも勉強になりました。

また共通する問題意識として【出版業界の不況】が前提にある中で、韓国とも日本ともまた違い【じっくりしっかりしたたかに】時間をかけて現実的に取り組まれている姿勢が、インタビューから垣間見えるのも、新鮮かつ興味深かったです。

語学がそれほど堪能ではないのが、もどかしいのですが。近く台湾出版人、本屋、発行者の方々と何かできたらなあ。と思います。

表題の通り、本(をとりまく環境)の未来を考えている誰かに、また台湾の出版事情を幅広く知りたい誰かにオススメ。
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