mixiユーザー(id:2184757)

2018年12月25日00:14

110 view

ラーメン不毛地帯「サッポロ」

先週4日間札幌に行ってきた。

5年ぶりの札幌はずいぶんと変わってしまっていた。

街はどこも中国人の観光客であふれ、聞きなれない大声が飛び交っていた。

店舗もやたら全国展開のチェーン店が多く、依然あった店はこれらに取って変わられていた。

ラーメンに関して言えば、前回も九州のとんこつと横浜家系に席巻されていたことにショックを受けたものだが、今回はさらに新興勢力が幅をきかせていた。

現地の友人に事情を聴くと、以前も観光客向けの「ラーメン横丁」などはあったが、ネットの影響か地元の人気店が次々と取り上げられるたびに価格が上がり味も荒れた結果、地元の客も足を運ばなくなり、いい店は市の中心からロードサイドに逃げ出すようになったという。

その昔、タクシーに乗って「旨いラーメン屋はないか?」と運転手に問うと、「市内から外れていいかね?」と返事が返ってきたことがある。

料金狙いか?とも思ったが連れていかれた月寒の国道沿いの店はことのほか旨かった。

今回それでも友人を伴い、有名店に一応向かったが、(これで?)と首をかしげざるを得ない価格とクオリティ。

それならばと翌日地下鉄の1日券を買って終点から一駅ずつ街を放浪し探したのだが、なぜか街中華的な店はなく、その代わりに「創作系」のラーメン店がやたら多いことにショックを受けた。

結局、友人が言うように郊外でも駅周辺は事情は同じようなもので残念ながら望む結果は得られなかった。

もちろん滞在先のホテルも中国人だらけ。飛び交う中国語に耳を塞ぎ、部屋で一人悶々と過ごす中、外に食事に出る気もなれず1階のコンビニでカップラーメンに目がいった。

(札幌まで来てカップラーメンかよ)と半ば自暴自棄になったが、見れば「カップヌードルリッチ ウニクリーム味」とある。

これをヤケクソと言わずして何がヤケクソかというくらいの勢いだったがこれが旨かった。

こだわりの素材だろうが、秘伝のスープだろうがたった250円のカップ麺に負けている事実が実に痛快でテンションは一気に上がってしまった。

札幌まで来て何をやっているのかという話だが、それほどこの町の状況には呆れてしまったわけで・・・・

震災の影響もあり、中国からの観光客が一時的にも北海道の経済を支えているのも事実で、これが今後エスカレートしていくのかそれともバタッと止まる時が来るのか?やはり早く観光以外で経済が回るよう国民も政府も支援をしていかなければならないと思うのだ。

僕らも駅や空港についた時点でネット情報を頼りにしないで、地元が発信するレベルの情報をもっと大切にしようよ。

生きていればの話ではあるが5年後また札幌を訪れようと思う。その時どうなっているかそれはまた楽しみでもある。

3 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年12月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031