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2018年12月10日06:54

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あしたから出版社

オススメ344。"本は情報を伝えるための媒体ではなくなりつつあるように感じる。では、本がなにを伝えられるかというと、かなり強引だけれど、こころであり、気持ちだと思う。"従兄弟の死をきっかけに一人出版社を起業した著者による本書は所謂起業本というよりは【不器用な本好き】としての素直さが胸を打つ。

個人的には、いつか叶える夢の一つとして。昨今一部で流行りつつある一人出版社を考えていることから、また著者のインタビュー記事( https://kurashicom.jp/4208 )で本書に興味を持ち手にとったわけですが。気づけば晶文社の「就職しないで生きるには」シリーズは生来の勤労意欲の無さからかレイモンド・マンゴーに続き【また手にとってしまったのか】そんな自重気味な気持ちにもなったり(笑)

さておき、肝心の本書の内容に関しては前述した通りにノウハウ的な出版社起業本を期待した方だと肩すかしを食らう可能性が高いと思われるが。しかし、中年になっても社会に、組織に溶け込むことが出来ずに言わば【レールから外れてしまった】と、でも【自己責任】だと日々生きづらさを感じている人にとっては、著者の等身大の正直さ、素直な言葉には勇気付けられるのではないかと思いました。

一人出版社を考えている誰かはもちろん、全ての本好きに。またギラギラした強い言葉ではなく【自分に正直な生き方、働き方】を探す誰かにオススメ。
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