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2018年12月04日22:46

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ミニ四駆 コースの特性

こんばんは、月影TAKAです。
今回は「ミニ四駆のコースの特性」を語ります。

何回も語った内容のように思えますが「今更、旧式のコースにこだわる理由は?」や「立体コースに対して何が不満がある?」等の詳細が語られていないので今回はここを突いていこうと思います。

まずは「今更、旧コースにこだわる理由は?」について。
答えは⇒「純粋なスピード勝負がしたいから」かな。
結局はそこに行きつきます。
立体スロープさえなければ無改造のミニ四駆は平地でトラクションを稼ぎ続けるのでかなり速く走ることができます(微調整でギヤ比やモーターを変更したら更に速くなります)。
旧コースの特徴とは「速すぎるミニ四駆をGUPで制動してコースを攻略させる」走法であり、テクニカルコースの低速コーナー等では「ワンウェイホイール」や「スライドダンパー」が凄く効果を発揮します(速過ぎても、そういうセクションではガチ当たりするだけでトルクがかなり低下しますが、上記2つのGUPが余分なトラクションを抜くので必要なトラクションを保ちつつマシンは加速しようとします)。
いわば旧コースのテーマを漢字2つで表すなら「速」と「知」です。それぞれを語るなら

速⇒文字通り「速度」の速です。昔のミニ四駆は速いのが当たり前で、速過ぎるマシンをいかに制動するかで勝負が分かれました(コースアウトか相手よりも速いかのどちらかです)。
知⇒文字通り「知識」の知です。「いかに、GUPの組合せの知識があるか」でGUPの特性を生かすか殺すかが決まってしまう為「ベストマッチ」のレシピを知っていれば大半はテクニカルコースや高速コースでもある程度太刀打ちできる速さを手に入れられた点(逆にGUPの知識が無かったり、間違った知識を持ってるとGUPの特性を生かせないので凄く遅くなります)。

旧コースは実車で例えれば「高速道路⇒首都高・環状線」の様なセクションであり、ドリフト走行・グリップ走行といかにステアリングを切るかで走りがかなり変わる世界ですね(第1次ブーム・第2次ブーム共に主戦場がここだったので、覚えがあると思います)。

次の「立体コースに対して何が不満がある?」とすれば、立体コースの要素そのものには不満がありませんが「スピードを競う勝負」ではない気がします。
例えれば「WRC・峠」のように「区間セクションでいかに効率よく走るか」で勝負が決まる様なコースですね。
いわば旧コースとの最大の違いは「ジャンプ要素がある」為、ジャンプごとに速度がほぼリセットされる(正攻法の駆動系で)場合は各セクションごとの速度の稼ぎ方で走りが決まります。
立体コースを漢字2つで表すなら「技」と「工」の二つですね。実は「速度要素」を立体コースにはあまり感じていません。それぞれを説明するなら。

技⇒文字通り「技術」の技です。マシンの調整から走りの特性の経験値がマシンの走りを有利にするか不利にするかが決まってしまう為、「いかに立体コースのセクションを攻略するか」の技術的対応力が求められます。

工⇒文字通り「工夫」の工です。現在の「ペラタイヤ」「提灯改造」等はまさに「工夫した果ての産物」であり、この工夫要素が立体要素の大半を占めています。逆に言えば「工夫要素の用途を考えてしまうからこそガチ改造の方向性に疑問を持ってしまう」となります。(過剰機能は「何の為のどこの力で使うのか?」と突き止めたら大体は「調整された主動力と駆動系で強引に入れる為に工夫した」とレースとしての競技性事態に異論を唱えたくなる事態です。

言うまでもありませんが「旧コースで有利なのは間違いなくS1〜VSシャーシ等の旧型」であり、現在のシャーシは立体コースでこそ効果を発揮するものの旧コースでは「車体が重い」という事から最高速に関して「パワーウェイトレシオの都合上、軽い旧シャーシに利点がある」となります。(逆に旧シャーシを立体コースで使おうとするとまず躓くのは「シャーシの耐久性」であり、旧コースでは「ジャンプすることを想定していない」として明らかに厚み不足が発生します)。

しかも、旧シャーシには嬉しい事に「旧コースに対してマシンの改善方法が現在の技術で多数存在する」となります。
今回その例を2つ挙げるなら。
1.シャフトと旧小径・大径ホイールに対して「ロックタイト瞬間接着剤(ダイソーで100円)」を使う。
2.ホイールとタイヤの接着に「タミヤRCカー用瞬間接着剤(ゴムタイヤ用)」を使う。

です。
1と2共にこれを施すだけで「昔の走りが嘘のようにかなり速くなる」という結果になりました。
この「シャフト⇒ホイール⇒タイヤ」の接着効果はまさに「動力伝達の伝達率の向上」に繋がり、「モーターと駆動系、電池のパワーをほぼ確実に伝える」効果を持ちます。逆に言えば「昔のスナップ式のはめ込み方法では穴の嵌合ブレやタイヤ・ホイールのすっぽ抜け」から大幅に速度を落とす要因が多かったとなります。
しかしこれはあくまで「外部要素を補強する」程度に過ぎず、「マシンの根幹となる速さはモーター・駆動系・電池が大半を占める」と言っても過言ではありません。

1と2を旧型マシンに施すことで、マシンの耐久力と速度の両方が向上しました(しかし、1に関しては「立体コースではむしろ逆効果になる」と言います。理由は「瞬間接着剤は引っ張る力に強いが、突く力には弱い」法則がある為、ジャンプ後の着地で強い衝撃がかかるシャフトにはこの施工はほとんど意味が無いとなります。逆に旧コースではほとんどジャンプしないのでかなり効果が出ます。

タミヤ公式も「旧式のクラシックコースの必要性を見直す」としてくれた方が良いですね。特にテクニカルコースでは「スライドダンパー」も「アルミ可変ダウンスラストローラー」も最大限に効果を発揮できるので是非とも走らせたいです(もっと言えば「旧コースであればたからばこセッティングでなくてもいい」となりますね。ようは「もとから速いのだからコースアウトさせなければローラーセッティングも自由でいい」となります。

昔のローラーセッティングは取付け幅次第で「低速コーナー重視」とか「高速コーナー重視」とか自由度が高かったですね。
今日はこんな感じです。
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