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2018年11月23日08:29

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野球部の仲間と飲み会

 故郷の北見には年に1度帰って親の様子を見る習慣があったのだが、震災の
年はとてもそんな気分になれなかった。その翌年にようやく帰省し、高校時代
の野球部の監督や仲間たちと飲んだ。ただ、その後は娘が大学に入学したり、
父親が入院したり、一昨年に逝去してからは、不義理をしてばかり。もう親の
3回忌になればいいだろうと、飲み会の相談をした。こういうときすぐに集ま
ってくれる仲間は、本当に有り難い。
 前は飲む場所も常連の寿司屋と決まっていたが、そこが閉店。ところが、野
球部の後輩が焼き肉屋を始めたという。私もどんな店か見たかったので、そこ
にしてほしいとお願い。北見市でもかなり郊外にあるのだが、常連客が集まっ
てくるのは北見の焼き肉の強さだろう。故郷では横隔膜の肉をサガリと呼ぶの
だが、それを中心にたっぷり焼き肉を堪能させてもらった。
 でも、いちばんのご馳走はやはり昔話だ。特に全道大会で釧路江南にコール
ド負けした試合は語りぐさで、仲間は北海道新聞の記事まで保存。それを監督
に見せたら、話が止まらなくなった。序盤に満塁で有利に試合を進めていたの
だが、キャプテンがデッドボールのアピールをしたら審判が認めない。あれさ
えなければ勝っていたと私はいまでも信じているのだが、「やまち(高校時代
の私の呼称)。あれは間違えなくデッドボールよ。でもな、全道でアピールし
たら生意気だ、除けていないだろうと判定されるんだ」という。その話だけで
30分も盛り上がってしまった。進学校でまさかこんな本格的な野球をやると
は思わなかったが、私の人生の中で貴重な貴重な1ページである。

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