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2018年11月16日22:57

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ショパンを巡る旅 Vol.4@さくらプラザホール

2ヶ月はあっという間に過ぎ、早くも第4夜となりました
本日の副題は「友人リストに捧げて」ということで、リストに献呈されたエチュード作品10
先日作品25を聴いたばかりですから、極めて短期間のうちにナマで全曲聴くことになりました

エチュードに先立って遺作のポロネーズヘ短調、作品71-3という番号が付されていますが、
ショパンがまだ10代の頃作曲されたものだそうです
そう言われれば若書きという気がしないでもない(とはいえ、充分技巧的です)

で、エチュード全12曲続けて(コルトーは一晩の演奏会で全曲を弾くことはできなかったと)

休憩は置かないのですが、最後のコンチェルト1番を弦楽四重奏の伴奏で演奏するため
ピアノの位置を若干下げてカルテットのスペースを作るのに4、5分の間が空く
この間に席を立つ高齢者数名(生理的要求でしょうな)

本日の弦楽四重奏共演者は、N響、新日フィル、読響のそれぞれ首席奏者という贅沢な
メンバーです(若林さんの実力ですね)
ピアノ五重奏のスタイルによる協奏曲というのは、モーツァルトなんかには時々ありますが
ロマン派の作品では珍しい(オーケストラが大掛かりになっていますから)

しかし、そもそもショパンの協奏曲ではオーケストラはほんの付け足しみたいなもので、
アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズなんかは、独奏曲として弾かれることの
方が多いです(先日のゲルバーも)

それが本日は名手がバックになったので、むしろピアノと弦が対等というか、一体となって
演奏され、普段聞き逃していたヴィオラの対旋律の美しさに気づくことになります
もちろんピアノは絢爛たる技巧を示しますが、弦楽の深みのある音色も、なかなかの
魅力でした(第2楽章の美しいこと)

アンコールは「リストに捧げて」がキーワードですから、シューマンの献呈をリストの編曲で

予定時間を遙かにオーヴァーして、終演は21時15分でしたが、その後大戸屋で夕食を取り、
それでも22時前には帰宅できました
地元での演奏会はありがたいです
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