私が好きなクラシック音楽を描いた漫画のひとつに『ピアノの森』があります。ある小学生(一ノ瀬 海)がピアノと不思議な出会いをします。そして元ピアニストだった教師の教えの甲斐あって、最終的にはショパンコンクールで優勝するという物語です。
そのコミックの第15巻で、一ノ瀬 海くんがショパンコンクールの一次予選最後で「24のプレリュード op28 第24番ニ短調」を弾くシーンが印象的でした。最後のDの最低音をfffで3回叩き、英雄の最期の慟哭を聞かせるところ…。彼は指で弾くのではなく、拳で鍵盤を叩いていました。私はビックリ!漫画で読んだことだけど、理論的にはこのような弾き方をしている人がいてもおかしくない!
私、海くんと同じような弾き方をしているピアニストの演奏を聴いてみたいと思っていたところ、たまたまyou_tubeで発見しました。1980年のショパン・コンクールの覇者ダン・タイ・ソンが弾いていました。2006年の紀尾井ホールのリサイタル。しみじみと聞き入りました。私、まだダン・タイ・ソンのライブを聴いたことがありません。いつか聴きにいきたいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=R-hV2ucopGo
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