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2018年10月26日20:51

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「身分」は全く変わらない

22日10時頃にティルタガンガに到着。

早速「99段の石段」をひいはあしながらリュックを担いで登ったが、なんとオーナー一家もスタッフも誰もいなくてレセプションのある母屋は全部ロックされているではないか!!


もしかしてアグン噴火の影響でクローズしたのか?・・・と心配したが、「長らく放置されたまま」・・・という感じでもないので、まあ昼頃まで待って誰も来なかったら下に降りて他の宿を当たろうと待っていたら「掃除のおばちゃん」らしき人がやってきた・・。


おばちゃんはほとんど英語分からないのでやり取りに苦労したが、馴染みのスタッフに電話をかけてくれたのでようやく連絡が付き、おばちゃんに部屋を準備してもらってようやく投宿。



これまでティルタガンガ滞在中は「完全ネット断ち」状態になり音信不通で世間と隔絶する生活・・だったのだが、宿自体はWi-Fiがあるわけで今回はタブレット端末を持ってきたので、こうして現地から記事を掲載しているざんす。



宿の客は私だけ・・・だがこれは毎度のことである(笑)。庭園&プールは初日は午後ということもあって、以前よりかなり訪問客が増えてちょっとわさわさしていた・・・まあほぼ全員がヴィジターで泊り客は殆どいない。

午前中は結構空いているはずなので(そんなに早い時間帯にツアー客は来ないから)多分翌日からは「プール占有」の時もあることだろう・・・と思っていたが正しくその通りであった。



さてこちらは大概午前中は快晴で、宿からも聖アグン山・・バリ島最高峰でバリ・ヒンドゥ最高聖地・・標高3142メートルの全容が拝める(昼過ぎから雲が出てきて御山は隠れてしまう)。

休火山・・・だったのが、昨年末以来50数年ぶりに噴火し一時は大騒動となった。現在は落ち着いているが噴火活動は続いており、「危険度レベル3」で周囲4キロ圏は立ち入り禁止となっている。


というわけでアグン山頂の写真ざんす・・どうしても引き気味に撮影されるので、実際にはもっと近くて臨場感溢れているのだが。

で、噴煙らしきものはここからでは確認できないが、山頂の一部に灰色の部分があって、これは過去の滞在では見られなかった・・・ので、おそらく噴火による堆積物なのだろう。



さて本日が滞在5日目・・・要望により昨日までの4日分の部屋代&食事代を清算(客が私一人なのである程度「現金収入」がないと食材などの調達が出来ないのだ・・笑)、合計103万ルピア・・・宿代が80万ルピア(1泊20万ルピア)なので食費は23万ルピア、一日あたり約6万ルピアですな。

ガーデン入園料&プール料金で5万ルピア、下のレストランで食べる毎日おやつのヨーグルト&コーヒーが3・9万ルピア・・・約10万ルピア。

・・・・というわけで、おおよそ1日辺りの滞在費用は36万ルピア(約2750円)。



ところでそもそも、ここティルタガンガで何をしているのか?

・・・言うならば、「独りリトリート?」ですな(笑)。庭園にあるフリーで使える「屋根付き野外ステージ」にてあれこれの「身体奏法」の演練ざんす。


その野外ステージで水着1丁になって、どたばたと身体奏法をやっていると、地元民もさておき西洋人観光客も好奇の目で見てカメラを向けられたりもする・・・まあなんとなく「舞踏」ぽい動きだったりもするので、バリの伝統舞踊の練習と勘違いされている可能性もある(笑)。

で、たまたま今回は2014年の韓国・春川での「国際演劇祭」に出演したときに頂いた記念Tシャツ・・を持ってきたので、掲げて置いたら西洋人たちは何となく「アジア人パフォーマーの個人練習」と察してくれる模様(笑)


そして何よりも、アグン山の豊富な湧水をふんだんに利用した、
「100%ナチュラル・ミネラルウォーターかけ流し?」
の水泳プール、もちろん塩素消毒無し!!(壁面はミズゴケの緑に覆われ、と淡水魚やカニも生息している)

このプールこそがティルタガンガ滞在の最大の理由なのだよ!!


すぐ隣の丘はこんもりとした林とお社、身体奏法演練の後でこのプールでぼんやり浮かんでいる・・・のはまさしく「至福のひととき」なのざんすよん!!

因みにプール利用料金は2万ルピア(約150円)、及び庭園自体への入園料が別に3万ルピア(約230円)。


そもそもここは、昔々この地方の王族が作った離宮だったのだが、建物は以前の「アグン山大噴火」の被害で壊滅し、この「ウォーター・ガーデン」だけが残された(プールも元来は王侯貴族用)。

・・のを、現代になって観光資源として保全&利用している、のがティルタガンガなのである。

因みに「ティルタ・ガンガ」というのは「ガンジスの水」を意味する・・・遥か地底でインドのガンジス河とつながっているといわれるが・・まさかね(笑)。

もっともそれだけにここの湧水は、バリ・ヒンドゥの儀式に「聖水」として使われたりもする。



宿で朝食を食べて用足しの後、大体8時過ぎに庭園に降りて身体奏法演練&水泳・・・11時頃に切り上げて、近くにあるお気に入りのレストランでおやつタイム。

ウエルカム・ドリンクで出てくるのは「ブラックライス・ワイン」・・って自家製ということは「密造酒」かな?(笑)。これまた「ホームメード」らしいヨーグルト(ミックス・フルーツ&ハニー)とバリコピ・・・が私の定番メニュー、お値段は両方で39000ルピア(約300円)。

因みに2階席からは「インド洋」が望めるのだが、天候条件に左右されるので今回の滞在ではあんまりクリアに見えない(これは宿からも同じざんす)。


泊まっている部屋の様子はいずれまた掲載しよう。



私が初めてここに来たのは99年2月、以来すっかり「お気に入り」の滞在場所となり、02年7月まではほとんど「アルナーチャラか?ティルタガンガか?」という往復生活(笑)。

当時はインドネシアの滞在は2か月有効だったのだが、出入国時の数日間のクタ滞在以外は、丸々ここにいる・・のを繰り返していたざんす、通算ではおよそ1年ぐらいになるかな?


もっともその後はアルナーチャラ訪問・滞在に絞りこんだためすっかりご無沙汰になってしまっていたが、09年と16年に久々の訪問・・そして今回が2年ぶり。


宿の馴染みのスタッフに「今回は何日いる?」と聞かれ、「11日間」と答えたら「たったそれだけ?」と落胆されたざんす。

「昔と違って私は忙しいのだよ」と言い訳しておいたが、実際には「今だって全然忙しくない」無為徒食の身分である・・のは全く変わりませんなあ、わははははは・・・!!


因みに現在頓挫中のエッセイ集はこちら

https://ameblo.jp/miyochan-ronkou/entry-12252328293.html?fbclid=IwAR2ckIAHybiUV4Hz-Zae1Lev3qGglPjQK4ycBZ90yDawHTZpu7u7bKpRm8E


https://ameblo.jp/miyochan-ronkou/entry-12273198195.html?frm=theme&fbclid=IwAR21DiDg98Yn2VSP8GRKcJTsGSDq8ddDZXKVRudNKHHxYU0ev8cwWnE1kKQ



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