映画「劇場版 夏目友人帳 〜うつせみに結ぶ〜」

原作コミックスは欠かさず読み、これまでＴＶを中心にアニメ化されたものも全部観ている。
今回、オリジナルストーリーで映画化されるということで、観るまでは期待と不安が半々くらいだった。
実際観てみると、原作のテイストを全く損なわない物語が描かれており、満足のいくものだった。
映像的には劇場版だからといった派手さは特になく、これまでのＴＶ版と同じくらいの出来だったかと。
そういう意味では、３０分枠アニメのスペシャル版を劇場公開したものとも考えられる。
しかし、劇場という閉鎖空間において、ノンストップで長尺の物語を大きなスクリーンで堪能できるのは劇場版ならでは。

残念ながら、台風関係のエリアメールの着信音があちこちで鳴り響くというひどい鑑賞環境ではあったが、夏目のひとつの物語として、十分楽しめた。