「その喫茶店には、過去に戻れる席があるらしい。」
予告編を観て気になっていた作品。
TVドラマ「重版出来!」「アンナチュラル」を手がけた演出家の初監督作品というのも気になるポイントのひとつだった。
予告編以外の情報を特にいれないまま鑑賞したところ、非常に楽しめた。
全編を通じて特に派手な効果とかはないまま、4つの過去への旅を軸とする物語が淡々と描かれる。
そしてそこには、否定することのできない現在に対して抗おうとし、そして未来を見つめる4人の姿があった。
独特の設定に立脚するこのタイムトラベル物は、SF映画好きなら観て損はないと思う。
鑑賞後にレビューサイトを眺めると酷評の嵐が吹き荒れていたが、私はこの作品が気に入ったし、高く評価する。
いずれ原作も読んでみたいと思う。
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