mixiユーザー(id:1219102)

2018年09月16日23:54

609 view

オーボエとチューバ

14日の金曜日。
NHKらららクラシックではオーボエの魅力がテーマ。現役のN響の女性オーボエ奏者がゲストだった。

その数時間後、タモリ倶楽部では国立音大のチューバ研究会なるチューバだけのオーケストラ、総勢23名。

二つの番組が楽器特集って面白い。

オーボエでびっくりしたのはリード作り。
余りにも微妙なため、人に任すことが出来ず、専用工房にこもり自作する。
フランスのメーカーから材料の葦を輸入し、そこから1/100mmを測れる器具を用いて数種類の専用削り出し機器を使ってリードを作るという。
時計職人の工房みたいだった。

更にトランペット奏者みたいにほっぺたが膨らむ。
リードが薄く細いため、管楽器部分に送る空気圧を高めるためらしいが、演奏以外にリード作りはあるわ、その削り出し機器のメンテナンスはあるわ、すげえ忙しいのが分かった。

かたや、タモリ倶楽部。
金管楽器ででかく重いから持ち運びに不便。
安くとも70万円、高いと250万円とか超高額。
そして楽曲の中でも極端に出番が少ないから人気がないという。
メシアンの楽曲にいたっては全演奏時間中、2音のみという少なさだ。
団員も自らこの楽器を選んだ人はほぼ皆無。
大概、吹奏楽部時代に誰もやらない、他の楽器では音が出なかったが何故かチューバだけは音が出たとか、そんな理由。笑った。

タモリと同行したのがジャズ・ミュージシャンの菊池成孔、専門はサックスらしい。
試しに吹いてみますか?と楽器を渡され、二人ともすぐに音が出たので学生の団員は驚いていた。
菊池がチューバの音はダースベーダのイメージとしてテーマが作られた言ったら、タモリがチューバ・オーケストラを評して「チューバ(バ)ッカ」と上手いこと言っていた。

チューバ奏者に人気曲でベルリオーズの幻想交響曲のラスト部分、鐘の音の後部分だったり、世界にただ一曲のチューバ協奏曲(ヴォーン・ウィリアムス)だったり…なかなか面白かった。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年09月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

最近の日記