mixiユーザー(id:13333098)

2018年09月15日13:18

87 view

MEG ザ・モンスター



王様のブランチを視ていたら、この映画がランキング1位になっていて、鈍器で頭をブン殴られて脳漿をまき散らしながら昏倒するような衝撃を感じました。

そう言えば、先週この映画を観に行った際、席を選ぶ際に「やっぱガラガラ、選びたい放題か。サメ映画じゃしょうがねえな。」と舐めていたら、実は空いていると思っていた席が埋まっている方で、ほぼ満員だったのにも驚いたのでした。
こういうタイプ(凶悪な化け物が登場し、人がたくさん死ぬのがウリのジャンル)の映画は、静岡では公開されるのも有り難いくらいで、休日に観に行っても劇場内でドッジボールが出来そうなくらい閑散としているのが常なのですが、これはどうした事なのでしょうか。

サメ映画については、ブログでも以前多く書いた事もあるくらい、個人的に好きなジャンルです。
ゾンビ映画と同様に低予算で作られた物が多く、映画という物の認識を更新せざるを得ないくらいに酷い出来の映画がたっぷりと存在する現状から、この映画のファンというのは、わざとダメな映画を観て冷笑したり馬鹿にしたレビューを書く厭らしい連中ばかりという認識があるようです。

確かに「ジュラシックシャーク」や「ロボシャーク」「シャークプリズン」の様な酷い物もありますが、「ゾンビシャーク」や「シンジョーズ」「ゴーストシャーク」「ビーチシャーク」といった傑作もあり、スキップで地雷を踏みに行くような悪意ある行為では決して無いという事だけは強く主張したいのです。
まあ、上記の映画の出来の違いがサッパリ分からないという人も少なくないかもしれませんが・・・。

そもそも、需要があったのです。
サメ映画を観たい!観たくて暴れそう!という層が、マイノリティーでは無かった。
普段は「サメ映画なんてキチガイか引き籠りが観る映画でしょ?」みたいな顔で生活をしながら、心の中ではサメ映画への渇望を日々募らせている人々が、実に多く存在していたのです。

サメというものに無意識に心を惹かれてしまうという説について、個人的な考察があります。
サメのフォルムには、非常に性的なイメージを喚起するものがあるのです。
まず、男性の生殖器を紙に描いてみてください。
そして、亀頭と陰茎の境目の部分に、横にした女性器をニンマリと笑う口の様に描いてみてください。
あっという間にサメの絵が出来上がったはずです。
試しに、それを何も知らない子供に見せてみてください。
瞬時に「サメだね!怖い!」と震え上がることでしょう。
そういう事です。

「MEG ザ・モンスター」には、水着ギャルこそ不足ぎみですが、サメ以外にも強烈に性的な刺激物が存在します。
それがジェイソン・ステイサムの腹筋です。
これが大登場するシーンでは、誰もが思わずハッと息を飲むことでしょう。
映画の中でも、子持ちの中国人美人女性がこれを見て一発でKO、惚れてまうシーンがあって、御都合的な展開に説得力を持たせています。

「MEG ザ・モンスター」について、ステイサムの腹筋のみの言及という事ではマズいのでもう少し書きますが、すごく面白い映画でした。
巨大ザメ対ステイサムという、ネットで売られている中学生の自由研究みたいに安易な発想ながら、ちゃんと観客が観たいシーンを適切に用意してあるし、ビーチを襲うシーンを冒頭では無くクライマックスに配置したところには感心しました。
今の時代の王道サメ映画とするならコレだ!という意気込みを感じます。

違和感のある部分はあります(あの曲とか)が、大作映画にはありがちな様々な「逆らえない人々からの注文」に応じながらも、ちゃんとキモは押さえて完成させたところは評価するべきだと思います。
実際ヒットしたわけで、これからは夏になればサメ映画が観られる幸せな世界が到来するだろうし、そのキッカケとなったこの映画は偉大としか言えないと個人的には思います。
平成最後の夏(←ウザい)、この映画を観て、来るべきサメ映画ブームの波に君も乗ろう!

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年09月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30