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2018年07月26日06:20

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ぼくのプレミア・ライフ

オススメ207。"ぼくはいろんな人に何度も説明しようとしてきたーフットボールは現実逃避でもエンターティメントの一種でもなく、まったく別の世界なのだ、と。"英国で100万部を突破し、WHスポーツ・ブック賞を獲得した人気作家のデビュー作である本書は溢れるフットボール愛もといアーセナル愛が素晴らしい。

個人的には、両親との和解よりも、大事な友達の結婚式よりも、そして観戦中に彼女が隣で失神して倒れても、はたまた教師として問題生徒と向き合う時も、その全てにおいて【アーセナルを優先する】著者に、やや当初は流石にドン引きしつつ。

アーセナルの観戦の日程と共に"意識の流れ"よろしく試合の様子と人生の振り返りが必然として交差して進む本書は、著者自身が狂信者だと自覚してるからこそ、そして自身もJリーグのセレッソ大阪の古参サポーターであるからこそ、読後には"うん、仕方ないね、この人は"と突き抜けぶりに納得させられました。またシアラーや、ガスコイン、リネカーにアルディレスなどの懐かしい名前にもホッコリ。

フットボールファンを自認する全ての人に、またフーリガンとも違う熱狂的なサポーターのリアルを知りたい誰かに、はたまた古き良き、かってのアーセナル、スタジアムの空気を追体験したい誰かにオススメ。
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