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2018年07月24日08:44

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沖縄スパイ戦史

太平洋戦争末期の沖縄に送り込まれた陸軍中野学校出身者達と沖縄の関わりのドキュメンタリー。
沖縄戦の敗北を見越して、その後の破壊活動や情報活動のために残置諜報者として派遣された以外に、少年たちで構成された護郷隊を率いて北部で山岳戦を戦った者、八重山では波照間島に「優しい先生」を装って地域に食い込んで、決戦近しとなると豹変して家畜を軍用食糧として奪い、島民を西表島のマラリア猖獗地に強制移転させ、島民数百人が死亡する事態を招いた者。
中野学校とは直接関係ないが、敗残兵や海軍部隊がスパイ狩りと称して住民を虐殺した多数の事件。
また暗然とした気持ちになるのは、スパイ狩りの過程で住民同士が密告やスパイリスト作り、あるいは虐殺に関与した事実。
当時の時代としては「そうせざるを得なかった」という背景も判らないでもないが、そういう社会に二度としてはいけない。
そして軍隊は住民を利用はするが守らないという当たり前と言えば当たり前の歴史。
自衛隊は「戦時」に国民を守ってくれるのだろうか。
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