mixiユーザー(id:66468869)

2018年07月24日06:16

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【学力】の経済学

オススメ205。"私は、経済学がデータを用いて明らかにしている教育や子育てにかんする発見は、教育評論家や子育て専門家の指南やノウハウよりも、よっぽど価値があるーむしろ、知っておかないともったいないことだとすら思っています"教育経済学者の著者による2015年発刊の本書は【ちゃんとしたデータ】エビデンスの大切さを伝えてくれる

個人的な感想としては、お恥ずかしくも、そもそも教育経済学という分野の存在すら本書を読むまで知らなかったのですが。読み進めていく内に"なるほど経済学+心理学の(こちらは何冊か読んでいる)行動経済学の流れか"とストンと膝落ちしたり。

その一方で、データすら国が研究者に公表せず、また【因果と相関の違い】すら区別せずに、相変わらず一部の個人の経験や主観が"何となく"まかり通っている閉鎖的な教育業界の現状に怒りを覚えている(と思われる)著者の語りから知ることができ、軽くこの国の未来について絶望的な思いに捉われたり。(=こちらは2020年に予定されている教育改革に期待!といった所でしょうか)

子供の教育に悩む当事者の誰かに、また様々な形で自己流で教育に関係している誰かのエビデンス補助線にオススメ。
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