返還交渉人　いつか、沖縄を取り戻す

井浦新が外交官っぽくていい。
沖縄を心から日本に取り戻そうとする外務省職員と、アメリカに忖度し、形だけ「返還してもらい」、密約を結ぼうとする幹部…
映画なので盛っているところもあるのだろうが、こういう外交官がいたことは救いだ。しかし現実の話、今の外務省や外交官はアメリカの出先機関のように思える。あんたらどこの国の人？と聞きたくなる。
そういえば沖縄には「沖縄大使」という外務省の大使がいる。そんな県他にある？沖縄はやはり外国扱いなのか？ほとんど何してるか知らないが、米軍絡みの事案が発生すると県と米軍の間に施設庁と一緒に入って「まぁまぁ」と県を宥めるだけのふざけた組織に思える。
いったい政府や内地の人間は沖縄を日本と思っているのか？植民地としか思っていないのではないか？日本と思っているなら基地の押し付けなどできないはずなんだが。
交渉相手の赤鬼海兵隊が、在沖海兵隊のあのオッサンに似てて笑えた。

うちなんちゅのみならず、日本人なら観るべき作品だ。

外務官僚よ、たまには気骨を見せてみろや。