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2018年04月20日05:36

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人よりも心のかぎりながめつる月はたれともわかじものゆゑ 堀河右大臣[藤原頼宗]

人よりも心のかぎりながめつる月はたれともわかじものゆゑ
 堀河右大臣[藤原頼宗]
 題しらず
 新古今和歌集 巻第三 秋歌上 384

「私は誰よりも真底心をこめて見入ったことだ。月は誰彼の区別などしないものなのに。」『新日本古典文学大系 11』p.123
入道右大臣集「月」。
ものゆゑ 逆態接続。
参考「月見ればちぢに物こそ悲しけれわが身一つの秋にはあらねど」(大江千里 古今 秋上)。
「月前に志を言う」の歌。

藤原頼宗(ふじわらのよりむね 993-4065)平安時代中期から後期にかけての公卿。摂政太政大臣・藤原道長次男。官位従一位・右大臣。堀河右大臣。
後拾遺集初出。新古今二首。勅撰入集四十一首。
https://goo.gl/XPx2VD
https://goo.gl/bxky1X

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