「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」を観る。
スクリーンに映る登場人物は、全編を通してハイウェイを走行する車のドライバーだけという大胆なスタイルで描かれた異色ドラマ。移動中に次々と掛かってくる電話での会話を通して、ある目的のために人生を棒に振ろうとしている主人公の運命をサスペンスフルに綴る。
出演者は一人です。
しかもすべて車の中。
運転しながら会話する。
ただそれだけの映画ですが、なんだか惹きこまれました。
サッカー観戦中の子供、ダメな部下、関連会社の上司、出産寸前の女、取り乱した妻。
自分の信念は正しかったのか。
子供の留守電が物語っていたのかな。
役者の力量が試される作品でした。
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