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2018年04月04日05:47

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小島一志『添野義二 極真鎮魂歌 大山倍達外伝』新潮社 2018年2月刊

昨日読み終わった本。
小島一志『添野義二 極真鎮魂歌 大山倍達外伝』新潮社 2018年2月刊。

https://bookmeter.com/books/12640740
https://www.amazon.co.jp/dp/4103014547

「“極真の猛虎”が死ぬまでにどうしても書き残しておきたかったこと――。師・大山倍達の素顔から、梶原一騎と極真空手の真の関係、そして熊殺しウィリー vs 猪木の格闘技戦まで、歴史の生き証人がすべて明かした! 驚愕の回顧録完成、ついに封印は解かれた!」

「“極真の猛虎”添野義二が、自らの半生から極真会館の立ち上げ前後、大山倍達館長の死、現在までを語る。インタビュー取材をもとにした添野の独白を中心に、著者・小島一志の主張や経験譚を補足的に織り込んで構成。」


1947年生まれで1964年極真会館入門の添野義二への1959年生まれ1979年入門の小島一志による250時間を超えるインタビューを小島が文章化し「私[小島]の主張や経験譚を補足的に織り込」んだ492ページ。

1955年生まれの私はマンガ「空手バカ一代」(『週刊少年マガジン』1971〜1977年連載)をまったく読んでいなかったので、大山倍達や極真空手に興味はありませんけど、

1980年2月27日蔵前国技館のアントニオ猪木対ウィリー・ウィリアムス「異種格闘技戦」
https://www.youtube.com/watch?v=g0B1mugcGO4

についての
「第八章 ウィリーの暴走劇とプロレスへの接近」
「第九章 ウィリー猪木戦、地に墜ちた極真との決別」
p.321-452 を興味深く読みました。

「1976年初夏、モハメド・アリとの異種格闘技戦を一ヵ月後に控えた猪木が極真会館総本部を訪れ、大山館長から蹴りの指導を受けることになった。
 … 
アリのパンチを貰わずダメージを与えるには普通の下段蹴りではなくスライディングしながら太腿を蹴るという方法がベストだろうという結論になった。

しかし、本来の下段蹴りは下半身の安定があって初めて威力を発揮する技である。スライディングするということは全く体重が蹴り足に乗らない。単にスピードで蹴るだけでは大したダメージを与えることはできない。

しかしプロレスならばそれでいいのだろう。何よりも見た目の派手さが重要なのだから。」
p.338 第八章 ウィリーの暴走劇とプロレスへの接近

読書メーター プロレスの本棚
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091214

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