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2018年04月01日06:03

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山口恵以子『恋するハンバーグ 佃はじめ食堂』角川春樹事務所 2016年7月刊

昨日読み終わった小説。
山口恵以子『恋するハンバーグ 佃はじめ食堂』ノグチユミコ 装画 角川春樹事務所 2016年7月刊。

https://bookmeter.com/books/11096944
https://www.amazon.co.jp/dp/475841288X

「帝都ホテルで副料理長をしていた孝蔵は妻の一子と、実家のある佃で洋食屋「はじめ食堂」をオープンさせた。無銭飲食の客に親切にしたり、近所に泥棒が入ったり、息子のタカシが行方不明になったり……と色々事件はありながらも、温かな常連客に囲まれて、今日も「はじめ食堂」は大にぎわい。続々重版した『食堂のおばちゃん』の昭和を描く、最高に美味しくて、人情味あふれる下町の洋食屋物語。巻末に著者のレシピ付き。」

書き下ろしの6篇
「覚悟のビフテキ」
「ウルトラのもんじゃ」
「愛はグラタンのように」
「変身! ハンバーグ」
「さすらいのコンソメスープ」
「別れのラーメン」と
レシピ「食堂のおばちゃんのワンポイントアドバイス」の300ページ。

2013年、丸の内新聞事業協同組合社員食堂勤務中に第20回松本清張賞を受賞した1958年東京都生まれな山口恵以子さんの
『食堂のおばちゃん』角川春樹事務所 2015.8
https://www.amazon.co.jp/dp/4758412685
の前日譚。

舞台は1965年4月1日に開店した東京都中央区佃大通りの「はじめ食堂」。

一一子(にのまえ いちこ 1934年生まれ)と夫・孝蔵(1927年生まれ)が1951年に結婚してから1970年9月までの物語。

1955年東京都生まれの私は記憶に残っている1960年代後半の出来事を思い出しながら読み終えました。

私が育ったのは東京の西部な立川市なので、東京の下町(本書では「場末」と呼ばれてます)の雰囲気は知りませんけど。

「亮介が作ったのはインスタントラーメンだった。休みの日の食費はこうして節約する。ただし、キャベツとタマネギと人参がたっぷり入っている。冬なら白菜か小松菜、それに長ネギだ。

いつもはざっくり切って炒めるのだが、赤目[「七十前後」な老人プロ棋士]のために細く千切りにして、そのままスープで煮た。インスタントのスープでも、野菜の旨味が加わると一段美味しくなる。」
p.209 第五話 さすらいのコンソメスープ[1969年3月]

サンヨー食品『長崎タンメン』 1964年8月発売
明星食品『明星チャルメラ』 1966年9月発売
サンヨー食品『サッポロ一番しょう油ラーメン』 1966年9月発売
日清食品『出前一丁』 1968年2月発売
サンヨー食品『サッポロ一番みそラーメン』 1968年9月発売
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20080818/1017681/?P=6

懐かしいなぁ。

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https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091194
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