木のもとに汁も膾も桜かな。

と、詠んだのは芭蕉。
今年は咲くのが早くて、
忙しいといったらありゃしない。

ボートが浮かぶ洗足池公園も
花見客でい〜っぱい。
　
　

公園内の八幡様の境内には、
露店も、
焼き鳥とビールで花見酒。

翌日は、友達をさそって、
多摩川土手を行く。
　
　

シートを広げ、
家族連れ、や会社のお花見会。
煮物や、揚げ物、お結びと美味しそう。

満開の桜の花びら舞い降りる。
買ってきたお弁当にも桜が散る。

「木のもとに汁も膾も桜かな」
の（汁もなます）とは、何もかもということらしい。
五百円にも満たないお弁当だが、桜飯と変身した。

多摩川土手には、
桜の他に、浜大根が美しい。

仲間に、
早春の頃なら、
掘って食べられるかもと、
知恵をつける。

多摩川台公園に着いたが、
初夏の陽気でのどが渇く。
屋台でビールを飲んで、
桜坂から、
六郷用水の桜並木、
　
　
用水路には花筏、
筏というより、公園の池に浮かぶ、
手漕ぎボートににて、長閑さを感じた、
今年の花見である。